善光寺門前で出来立て和栗モンブラン~目の前で仕上げるモンブラン専門店「栗歩(KURIHO)」 長野店

長野県

9月4連休は長野に出かけ、秋の味覚を楽しんできました。一番の目的は小布施堂の「朱雀」をいただくことでしたが、そのほか、栗のお菓子をいただきましたので、紹介します。

長野で善光寺周辺散策の途中、和栗モンブランの専門店「栗歩(KURIHO)」に立ち寄りました。

「栗歩」はこだわりの栗を使ったモンブランを目の前で仕上げることで話題になったモンブラン専門店、東京では、自由が丘や原宿に店舗がありますが、自由が丘は事前予約制で休日は予約が入りにくく、原宿はテイクアウトのみと利用しにくい状況。

長野店は事前予約不要で、待ち時間も短い状況、当日思い立って伺いましたが、30分後に空席があり利用できました。

混みあう時間帯は、スタッフに名前と連絡先を伝えて、指定の時間に戻ってくる方式、夕方16時過ぎに伺ったところ、「16時半でしたらご用意できます」との案内、善光寺の門前を散策してから伺いました。

メニューは、松尾栗園産 能登栗を使った無糖の「熟成無糖モンブラン」と和栗モンブラン、フルーツのタルト、パルフェの4種類、いずれもモンブランペーストかかったデザートです。お値段は2,000円前後とお高めですが、ドリンクが付いたお値段です。

時間に伺うと店内にはお客さんが1組だけ。ソーシャルディスタンスを意識した運営をされているようです。

カウンターの上にある機械が、モンブランのマロンペーストを絞りだす機械、大きな小田巻が木枠にセットされています。

それぞれの席には、ウッドプレートが置かれ、おしゃれな雰囲気です。

熟成無糖モンブランをいただくつもりでしたが、収穫の都合で10月中旬からの提供で本日は取り扱いなしとのこと。また、伺ったのが、夕方ですでにパルフェは売り切れ、まだ残っていた和栗モンブランと季節のフルーツタルトをそれぞれオーダーしました。

オーダーすると、カトラリーとお水が用意されました。

カトラリーはCutiple(クチポール)のGOA(ゴア)シリーズのもの。細く華奢ですが、手になじみ持ちやすいカトラリーでした。

しばらくすると、マロンペーストの絞り機がテーブルの近くに運ばれ、デモンストレーションの準備が整いました。

モンブランの土台は、スポンジケーキの上に大きなメレンゲのボール、そのうえに生クリームとチョコレートクランチが乗せられています。

この後、お客さんの目の前でマロンペーストを絞っていきます。

機械の上にマロンペーストをセットし、レバーを下げると、小田巻からペーストが絞りだされてくるもの、レバーを3回ほど操作すると、すべてのペーストが絞り出されました。

その後、モンブランの上で栗をスライスしながらデコレーションして完成です。

■ 国産和栗のモンブラン(1,800円)

完成したモンブランです。土台の上には、たっぷりのマロンペーストが絞りだされています。ペーストは120g、じゃがいも1つ分くらいの大きさでしたが、絞り出すとボリュームがあるように感じます。

セットの飲み物は、石川県産の加賀ほうじ茶、静岡県産の緑茶、ネルドリップの珈琲、鹿児島県屋久島産の和紅茶から選択、夫は珈琲をお願いしました。

トップにはスライスした栗がたっぷり。トリュフと同じようなデコレーションです。

マロンペーストは白っぽい色目、ボリューム感を感じさせる細目の絞りです。

早速頂いてみると・・・ペーストはなめらかでコクがあり、甘めの仕上がり、栗そのものが甘いからでしょうか、他のモンブランよりも甘さを強く感じました。

モンブランの土台はメレンゲボールが大層、メレンゲそのものがとても甘く、ペーストとメレンゲとで甘さをさらに強く感じます。

生クリームは甘みが抑えられていますが、生クリームの分量が少な目、モンブラン全体のバランスを考えた時には、ペーストの甘味を抑えるか、生クリームの分量を多くして、甘さのバランスを取ったほうがよいのではと感じました。

珈琲は丁寧に淹れられているのがわかるお味、甘めのモンブランとの相性はよく美味しくいただきました。モンブランの甘さでお代わりしたくなりましたが、1杯だけです。

■ 季節のフルーツタルト(2,000円)

もう一品はタルトをお願いしました。モンブランと同様、フルーツタルトの上に、マロンクリームのを絞り出して完成したものです。

妻のドリンクは、緑茶。甘いお菓子には、緑茶かほうじ茶を合わせるのが好みです。

こちらも美しく絞り出されていて、見ているだけで、モンブラン好きはうっとりします。マロンペーストにはところどころ茶色い粒が見え、渋皮が少し入っているようでした。

季節のフルーツは、シャインマスカット。タルト台の上にカスタードクリーム、生クリーム、そしてシャインマスカットが乗ったタルト、タルト台は甘みのあるクッキータイプ、クリーム類は柔らかめのものでした。

マロンペーストの部分はモンブランと同様甘みが強く濃厚なお味、加えてタルトはすべて甘い仕上がりで、甘さの相乗効果・・・食べるのが辛くなってしまうほどでした。

フルーツタルトにマロンペーストの組み合わせは初めてのもの。フルーツの種類によっては美味しく仕上がると思いましたが、甘みの強いシャインマスカットとの組み合わせはいまひとつ。それぞれ別にいただいたほうが美味しいと思いました。

フルーツタルトとモンブランを組み合わせるのであれば、タルト台を甘くないパートブリゼにするか、クリームを無糖にする、カシスなど酸味の強いフルーツにするなどの工夫があったほうが美味しくなるのではと思いました。

栗が美味しいだけあって、少々残念。無糖のモンブランならば、栗の良さを感じられるのではないかと期待しています。原宿はテイクアウトのみと考えると自由が丘で事前予約必須・・・無糖のモンブランをいただくのにはハードルがありそうです。

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