7月は桃狩りの最盛期、夏休み直前の7月3連休にも「日本一の桃源郷」山梨県笛吹の桃狩りに行ってきました。
今シーズン2回目の桃狩り、6月下旬に今年最初の桃狩りに出かけ極早生品種「ちよひめ」を楽しんできましたが、今回は桃らしいジューシーな味わいを楽しめる柔らかめの品種「白鳳」をいただきました。
6月の桃狩りの様子はブログ記事で紹介しています↓
2回目の桃狩りも、甲府盆地の笛吹市一宮地区へ。3連休初日の16日は午後から雨の予報、雨に降られないよう、午前中のうちに行ってきました。
桃狩りの時期と桃の品種
桃狩りは極早生品種の収穫が始まる6月下旬から9月上旬までがシーズン、7月に入ると「白鳳」が始まります。
山梨では硬めの食感の桃が好まれますが、一般には果肉が柔らかくジューシーな味わいの桃が好まれるもの、7月中旬以降は、いわゆる桃らしい食感が楽しめる柔らかめの品種である「白鳳」が楽しめます。
利用したのは「浅間園」
山梨県笛吹市周辺には多くの桃狩り農園がありますが、桃狩りの方法は農園によりさまざま。わが家は畑の中でもぎ取った桃をその場で楽しむ方式が好み、今回も「浅間園」に出かけました。
「浅間園」は団体客も利用できる大規模な農園、桃のほか、ぶどうも栽培しており、初夏~秋まで果物狩りが楽しめます。
「浅間園」のホームページには、桃狩りができる品種が紹介されています。どの時期にどの品種が旬となるのかがわかる一覧、食べたい品種がある時にはこれを見ながら計画を立てることができます。
わが家はこの一覧を参考にしながら出かける時期を決め、農園に電話をかけて品種を確認してから予約しています。
2022年は6月19日から桃狩りが始まっており、今年は天候に恵まれ例年よりも1週間ほど早め。この後も天候により出来具合が変わっていきますので、直前の確認が重要です。(笑)
予約は「じゃらん」で
予約なしで利用できる農園もありますが、コロナ禍、入場人数を制限するため予約制としている農園も ありますので、事前に電話かネットで確認するのがお勧め。特に夏休み期間は混み合うので予約なしでは桃狩りができない場合があります。
予約は、今回もいつものじゃらんを利用しました。この3連休は多くの方が桃狩りに出かけたのか、1週間前の段階では予約ができましたが、前々日あたりから予約の受付ができなくなる農園が出てきて、前日にはほぼ予約不可の状態と、かなり人気があったようです。
じゃらんで扱っていない個人経営の農園に複数電話してみましたが、畑の広さと桃の出来具合で予約人数の調整をしているとのこと、また駐車場スペースにも制約があるとおっしゃる農園が多く、予約が難しい状況でした。夏休み期間の週末は早めの計画と予約が肝要です。
利用したのは「畑の中で桃のもぎ取りをして40分間食べ放題」プランで1,500円、「浅間園」の時はいつもこのプランを利用しています。
なお、サイトを経由せず個人で予約した場合の料金も同じ、基本は40分の食べ放題で1,500円、このほか食事付きのプランもあります。
アクセス
中央自動車道を利用して、都心部から渋滞がなければ1時間半ほどの距離。勝沼ICからすぐの場所にあります。河口湖周辺からは40分ほど、高速道路に近いので各地からのアクセスが便利な立地です。
桃狩りは8時半からの開始、河口湖を7時半過ぎに出発してのんびり向かいました。
入園したら歩いて桃畑へ
受付で料金の支払いをし、歩いて農園に向かいます。
農園によっては受付の場所と桃畑の場所が離れていて、マイクロバスで送迎する場合もありますが、「浅間園」は受付の建物のすぐ後ろが桃畑。案内標識に従って、歩いて桃畑へ向かいます。
桃狩りをするのは、甲府盆地の斜面にある桃畑、正面に見えるのは中央自動車道です。
斜面には、桃畑、ぶどう畑があり、品種ごとに場所を分けて栽培しています。こちらでは、早い時期に収穫できる品種は斜面下の畑、収穫時期が遅い品種は斜面上の畑と、徐々に旬を迎える畑が変わります。
6月行った折には、斜面一番下の桃畑で「ちよひめ」をいただきましたが、今回はもう1ブロック上の桃畑で「日川白鳳」と「みさか白鳳」をいただきました。
桃狩り開始!
この日の桃狩りの会場は、先月「ちよひめ」をいただいた畑の一段上の畑。
桃畑の入口でスタッフさんがお出迎えしてくださっています。
受付でもらった入園券を見せて入場、スタッフさんから桃狩りの楽しみ方のレクチャーを受けて桃狩り開始です。
桃畑にはピンク色に色づいた桃がたくさん実っています。枝の上の方まで食べごろの桃。ずっしりと重く枝が垂れ下がっているほど。
園内にはいたるところに脚立があり高いところの桃は脚立に上って採ります。
スタッフさんの説明では、高いところの桃の方が甘くて美味しいとのこと。採るなら脚立に上っても上がお薦めです(笑)
桃畑には水道があり、採った桃を洗うほか、汚れた手を洗うこともできますので快適。
樹上で完熟になった桃を食べるのが最も美味しいのですが、お天気によっては桃が温まってしまっています。冷たい桃が食べたい方は、このクーラーボックスの中にある冷えた桃を食べることもできます。
クーラーボックスの中の桃は数日前に収穫したもの、柔らかい桃が好みの方はクーラーボックスの中の桃がお薦めです。
出かけた日は午後から大雨の天気予報、朝の段階ではあいにくの曇り空。晴れた青い空の下の桃狩りが楽しいのですが、桃を美味しくいただくには、この位の曇りの日が最適、比較的冷たい桃が食べられるので、桃の味を満喫できます。
桃の木の下に行ってみると、いい色合いの桃がたくさん!甘い香りも漂ってきます。
この畑に植えられていた品種は、2種類
■ みかさ白鳳
まさに桃らしい色合い!250gくらいが標準らしいのですが、比較的大きな実が多いように思いました。
■ 「日川白鳳」
もう1種類は「日川白鳳」、素人には木や桃を見ても、「みさか白鳳」と「日川白鳳」の違いがわからず区別できません。
いずれも「白鳳」から枝変わりした品種ですので、近い味わいなのだと思います。いずれも、大粒であることにはかわりません。
美味しそうな桃を選んで、早速いただいてみました。
手のひらにやっと乗るほどのサイズ、ずっしりした重さです。
切り分けてみると、まさに完熟!果汁が多い桃です。桃を採る時には硬くしっかりした果肉と思ったのですが、切ってみると意外にも柔らかく・・・驚きました。
とろけるような食感で果汁が多く、柔らかい桃が好きな方にはちょうどよい熟し加減、ここまで美味しい桃をいただくのは初めて。この日はどの実も美味しく当たりの日だと思いました。
普段の桃狩りでは、個体差があって、甘い桃がどれかを見分ける「選桃眼」が重要なのですが、この日はどの桃も美味しく、ハズレはひとつもありませんでした。
なお、どちらが美味しいかといえば、夫婦で少し意見が異なり・・・夫は両方の品種が美味しいと思ったとのこと、妻は「みさか白鳳」の方がよりとろける食感で美味しいと思いました。
あまりに美味しく、今回は40分間でいただいた桃は夫婦で10個。ここまで食べたのは初めてのこと、それだけ美味しかったのだと思います。
最後に
桃狩りに最適な時期はと聞かれるととても迷いますが、やはり、シーズン中盤の最盛期が最も桃らしい味わいが楽しめる時期ではないかと思います。
曇り空の下の桃畑は桃の色合いがくすんで見えますが、味わうならばこの位のお天気が一番適切、暑すぎない日の方が楽しめます。
この後、8月になると「白桃」のシーズンになります。赤味が強く果汁多め、大粒と桃の美味しさを満喫できる品種が旬を迎え、桃狩りがとても楽しい時期が続きます。また8月あたりに桃狩りに行って食べ比べができればいいなと思っています。
2021年は3回桃狩りに出かけ「なつっこ」「すいみつ」「幸茜」「さくら」「みさかっ娘」をいただきました。食べ比べてみると、大きさも肉質も甘みも違うと初めて知り、桃狩りの楽しさにはまりました。
2021年の桃狩りの様子は、以前のブログで紹介しています。↓
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