【2023年9月宿泊】湯田中渋温泉郷安代温泉「安代館」宿泊記(1)源泉かけ流しの2つの内湯は夜も朝も入浴可能

宿泊記

小布施での滞在の前に温泉も楽しみたいと、湯田中渋温泉郷に2泊して温泉を楽しみつつ、地獄谷野猿公苑や志賀高原観光に出かけました。

今回宿泊したのは、安代温泉にある「安代館」、ホテル予約サイトの口コミにあった女将の人柄とお料理の美味しさに魅力を感じ選びました。

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安代温泉について

湯田中渋温泉郷には、湯田中、新湯田中、渋、安代、星川、穂波、角間、地獄谷、上林と複数の温泉があります。湯田中、渋、安代は温泉旅館が立ち並ぶ温泉街、今回宿泊するまで、温泉組合が異なっているとは知りませんでした。

安代温泉には、7軒の旅館と2つの外湯「安代大湯」「開花湯」があります。2つの外湯は、地元の温泉組合の方と3つの旅館に宿泊した方が利用できます。

すぐ近くに「九湯めぐり(厄除巡浴外湯めぐり)」で有名な渋温泉郷の9つの外湯がありますが、こちらは利用ができません。

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宿泊したのは、安代館

湯田中、渋温泉あたりに宿泊しようと旅館探しをしている中、温泉組合の違いなど気にせずに選んだのが、「安代館」。宿泊した方のコメントを読むと、何よりもお料理が美味しいことをほめる声と女将の人柄が好印象、お料理が美味しいのが一番と、選びました。

明治35年創業の温泉旅館、築100年以上経っている木造3階建ての建物で営業されています。

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案内された部屋は「ぼたんの間」

基本プランでトイレ付の部屋を希望して予約をしておいたところ、16畳の「ぼたんの間」に案内されました。

室内

8畳の部屋が2間続きになった縦長のお部屋、最初から布団が敷かれていました。

奥には、テーブルに座椅子もあり、とても広く使えます。奥の障子を開けると

縁側があり、温泉街を眺められます。

縁側には、冷蔵庫に金庫があり、冷蔵庫には瓶ビールが冷えていました。

冷蔵庫の上には昔懐かしいフードコンテナにコップが収納されているなど、昭和の温泉旅館そのままの雰囲気が残っています。

床の間には、枯山水の小さな庭があるなど凝った造り。2人には広すぎるお部屋です。

洗面所、お手洗い

部屋には、洗面所とお手洗いがあります。洗面所の雰囲気は、昔ながらの雰囲気、窓ガラスの柄は、小さい頃妻の実家の玄関で使われていたガラスの柄と同じ、特に懐かしく感じました。

年代物の洗面所を見たので、お手洗いは、タイル張りかなと思ったのですが、全く違う雰囲気。最近改装されたようで、とてもきれいなお手洗い、ウォシュレット付きです。

アメニティなど

アメニティは、バスタオル、温泉タオル、歯ブラシのほか、浴衣、スリッパ、そしてこちらでも足袋ソックス。

中津川の温泉旅館のアメニティでいただき、あまりの心地よさに気に入った「足袋ソックス」、こちらでも出会うとは思いませんでした。

旅館で使い捨てのスリッパというのは珍しいと思いましたが、昨今の感染症他のこと考えると共用のスリッパはやはり気になるもの。有難く使わせてもらいました。

女性にはと、色浴衣の用意もありました。「好きなお色を選んでくださいね。」と女将さんから案内があり、緑色のシックな浴衣を選びました。

お茶とお茶菓子のセットもあります。

お茶菓子は、羽田甘精堂の温泉まんじゅう。安代温泉で営業されている和菓子屋さんのもの、自家製のこしあんが美味しいおまんじゅうでした。

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漫画部屋

旅館に入ってすぐ右手には、漫画がずらっと並んだ応接間があります。

中央には皮張りのソファがあり、ソファに座って漫画を読みふけることができます。

応接間の壁全体に棚があり、漫画本がぎっしり並べられています。何冊あるのだろうかと思ってしまうコレクションです。

滞在中は、お借りして部屋で読むこともできるとのこと。湯治と漫画は相性が良いのかもしれません。

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内湯は2つ

安代館には2つの内湯があり、男性用、女性用として利用されています。朝晩で男女が入れ替わりますので、両方の内湯が使えるように配慮されています。

内湯は、「龍宮風呂」と「古代風呂」の2つ。趣が異なる内湯です。

龍宮風呂

龍宮風呂は、ひょうたん型の湯船に、カランが3か所ある内湯。ボディソープ、シャンプー、コンディショナーは備え付けられています。

全体がわかりにくいと思いますが、結構広く、5-6人が入っても狭く感じない湯船です。

この日宿泊されていたお客さんは3組だけ、女性が3人でしたが、時間帯が異なっていたのか、いつもほぼ貸切状態でゆっくり湯船に浸かれました。

温泉は常に源泉から流れてきていて、温泉に入っていると、ぼこぼことお湯が入る音が聞こえます。かけ流しということもあり、温泉の温度は熱め。湯船の上側に熱いお湯が滞留しているので、湯船に入る時には湯かき棒でかき混ぜて入らないと火傷してしまいそうでした。

脱衣場も最近改装されたようで、竹の床がきもちよく快適。籠がたくさんありましたので、満室の時には多くのお客さんで賑わうのだと思います。

アメニティは、最小限のものが一通り揃っているほか、ドライヤーも完備されています。

古代風呂

古代風呂には、太鼓橋を渡っていきます。室内になぜ橋があるのだろうと思ったのですが、凝った造りなのだと思います。

龍宮風呂に比べると、こじんまりした内湯です。

湯船は2つあり、奥には、かまぼこ型の湯舟、3人ほどが入れる大きさです。

もうひとつは手前に桧の湯舟があり、こちらは、1人用くらいの大きさのもの。

カランは3か所、湯船が小さ目ですので、大奥のお客さんが利用するのは難しいそう。ただ、2日目もお客さんが3組、そして我が家以外はおひとりさまでしたので、内湯が混雑することはありませんでした。

お風呂の大きさに比例し、脱衣所もこじんまり。

こちらも改装されたようでとても清潔感があってきれいです。

アメニティ類も揃っているので、とても使いやすい内湯でした。

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その他

館内には、絵が飾られていたりして、相当こだわりを持って作られているようですが、さすがに古さは目につき、メンテナンスの負担が大きいのだろうと思いました。

共用の洗面台もありましたので、大人数の時も安心。

お湯は24時間自由にもらえるようになっていましたのは便利。部屋のポットが空になっても女将さんにお願いしなくとも、自由にお湯が使え、気兼ねなくお茶が楽しめたのが良い点でした。


安代館でいただいた夕食、朝食の様子は別記事で紹介しています。

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