旧中山道 中津川宿を歩いて散策~江戸時代の風情が残る古い町並みは散歩にぴったり

岐阜県

中津川滞在中も、日課になっている朝晩1時間程度のウォーキングを継続、旧中山道の中津川宿にある旅館に滞在していることもあり、旧中山道の散策をしてみました。

参考にしたのは、「中津川宿 撮影ポイントお散歩マップ」というサイト、中山道沿いに残る史跡、歴史的建造物などの場所が記されたマップが掲載されています。

中津川宿のあたりは、ゆっくり歩いても30分程度、平坦な道ですので、歩き慣れない方でも散策は難しくありません。

ちょうど中間地点にあたる中津川に架かる橋のたもとには、街歩きマップの看板もあり、わかりやすく案内されています。

中津川宿を東から西に向かって(この地図では右から左方向へ)歩いてみました。

■ 土佐屋

格子戸の奥には大きな藏が現存しているとのこと。奥の様子までは見えませんでした。

ホーロー板の肥料の広告、「リンアンカリって何?」と思ったら、理系の夫が肥料の三要素の説明をしてくれました。住友化成の文字とともに、昔の面影を残しているのには驚きました。

■ すや本店

東京でも購入ができる栗きんとんの「すや」の本店もあります。栗きんとんには親しんでいましたが、中津川、そして中山道沿いにお店があるとは全く知りませんでした。

9月には新栗の栗きんとんの取扱いが始まりました。

■ meet tree Café NAKATSUGAWA

「中津川プレミアムモンブラン」をいただいた「meet tree Café NAKATSUGAWA」も中山道沿いにあります。

■ お宿Onn NAKATSUGAWA

宿泊した旅館も中山道沿いです。

■ 中津川宿本陣跡

建物は残念ながら残っておらず、看板だけです。

■ 本町広場の井戸

古い井戸が残っています。ポンプを動かしてみると、水をくみ上げられる現役の井戸でした。

■ 中津川宿庄屋跡(曽我家住宅(旧肥田家) )

江戸時代中期に建てられた建物、中津川宿の庄屋だった邸宅です。

中津川の文化財に指定されています。

街道沿いに残っている建物はごく一部、多くの建物が建て替わっています。

居宅の周りには水路が流れており、建物が建て替わっても、街の構造は昔のままです。

■ 川上屋本店

川上屋も中山道沿いにあるあることを初めて知りました。

■ はざま酒造

中津川宿の中で最も古い家屋が残っている場所、正面に見えるのは、造り酒屋さん。

並びの建物が残っている部分は少なく、中津川宿の写真として、良く紹介されている場所、うだつ(屋根に取り付けられた防火壁)の上がるまち並みが残っています。

本物の「うだつ」を見たのは初めて、大きくて立派なうだつが作られています。

夜はライトアップされて、また異なる雰囲気になるようです。

最近、なまこ壁も見かけなくなりました。

■ 赤ポスト

はざま酒造の前にある現役のポストです。小さい頃、ポストと言えばこの形でしたが、最近は滅多に見かけなくなりました。

街道沿いの建物を維持保存していくのは相当の負担のあることと思います。風情のある街並みを見て、江戸時代の様子を想像してみると、昔の旅行は相当負担のある大冒険だったのではと思いました。

街道沿いの青果店に栗が並んでいました。今年は9月上旬の段階ではまだ青い状態、春先の天候不順で収穫量が減少する可能性があるとニュース報道で知りました。


中津川宿のにぎやかなところを歩くと30分程度、江戸時代のことを想像しながら歩くのは面白く、勉強になりました。

 

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