四ツ谷駅からほど近い新宿通り沿いにあった日乃屋カレーが閉店したなと思っていたところ、新しいカレー屋さんがオープン。職場のカレー好きの同僚が早速ランチでお邪魔、とても美味しかったと薦めてくださり、休日のランチで行ってみました。
「スパイスカレー食堂」という名前のお店、スリランカカレーのお店と聞きました。
名前が変わっているので、日乃屋カレーと違うのお店というのはわかりましたが、看板も自動販売機の位置も全く同じ。看板と名前を変えただけ?と思ってしまいました。
メインのカレーが4種類、副菜はどのカレーも共通です。
メインは、ブラックチキン、ブラックポーク、べジタブルキーマ、フィッシュの4種類。店内では、通常サイズとハーフサイズの2種類があるほか、+200円でメインのカレーを2種類にする「ル―追いがけ」もあり、テイクアウトも可能です。
この自販機の位置は日乃屋の時と同じ、もしかしたら、食券自販機とともに居抜きだったのかと思うほどそっくりです。
夫婦で違うメインカレーを選んで食券を購入しました。
店内はカウンター席のみのこじんまりしたお店、たまたまキッチン前の席が空いていて、夫婦で並んで座りました。
テーブルには、カレーの説明が書かれた案内があり、カレーの美味しい食べ方も丁寧に解説されています。
油の使用量が少なく毎日食べても罪じゃない”特別”なカレーとのこと、読んでいると食べるのが楽しみになってきました。
席の前にはカトラリー瀬戸の入ったカゴが置かれています。1人分ずつ分けられていると安心です。
手指消毒剤もカウンターに置かれていますので、いただく直前に消毒することもできます。
その他、テーブルには2つのスパイス瓶があります。ひとつは、香りをつける追いスパイス。
もう一つは追い辛スパイス、スパイシーな風味と辛さを補えるようになってます。
初めてのお店で、テーブルにあった案内やスパイスを見ていると、お料理が運ばれてきました。
■ ブラックチキンカレー(1,200円)
夫はブラックチキンを。ジャスミンライスの上に、ブラックチキンカレー、黄色ものは豆カレー、そのほかのものは、じゃが芋とインゲンのカレー、紫キャベツのピクルス。にんじんと三つ葉のサンポールが乗っています。
ゴロゴロとしたサイズのチキンが入ったカレー、さらっとしたルーのカレーとジャスミンライスを混ぜながらいただきます。辛すぎず、塩加減も強くないもの、スパイスの香りが軽く鼻に抜けるさっぱりとしたカレーです。
チキン、豆と使われているスパイスが異なるのか違う味わい、最初に一品ずつ味わうと違うがよくわかります。
続いて副菜もいただいてみると、ほどよい酸味と甘みの紫キャベツのピクルス、ココナッツの効いたサンポールとまた違った味わい、いずれも食べやすいもので美味しい。
混ぜていただくのもお薦めとありましたので、少しづつ組み合わせていただくのもよく、最後までいろいろな味わいが楽しめる一皿になりました。
■ ベジタブルキーマカレー(1,200円)
妻は豆腐で作ったキーマカレーにしました。木綿豆腐のような硬い豆腐をそぼろ状にしたキーマカレー、一口いただいただけでは、豆腐と思えないくらい肉に近い食感であることに驚きました。
豆カレーは豆がよく煮込まれていてとろみがついています。それぞれのカレーを味わった後、途中、追いスパイス(辛み、香り)を少しかけてみると、スパイスの香りがふわっと立ち上がりました。
そのままでいただくのもよいですが、追いスパイスでアクセントをつけるのもよく、特に豆カレーがマイルドだったので、辛みスパイスがよく効きました。
小麦粉が一切使われておらず、脂は最小限にしているとのこと、確かにさっぱりした味わいですが、旨みがあって美味しいもの、もう少し食べたいと思えるほどすっと食べてしまいました。
2つを比べると、ブラックチキンの方が肉感が強く、ボリュームがあります。普通盛りでもさほど多くありませんので、カレー好きの方であれば物足りないと思ってしまうかもしれません。ハーフサイズはありましたが、大盛りは食券販売機には見当たらず・・・存在するかどうかは未確認です。
フィッシュもブラックポークも気になるところ、200円増しで相かけができるようですので、試してみてもよいかもしれません。近くにカレーの美味しいお店ができるのはうれしい限り、また伺いたいと思っています。
コメント