シカゴ・オヘア空港から市内へのアクセスはCTAトレイン1日券(ワンデーパス)の利用がお得!~片道運賃でもれなく24時間乗り放題に

シカゴ

海外旅行で一番最初に悩むのは、空港から市内への交通手段。空港は市内から離れた郊外にあることが多く、市内への移動は、タクシーや乗り合いシャトルバン、バス、電車などを利用することが必要になります。

初めての都市の場合、不安感もありタクシーなどを利用したくなるのですが、料金がそれなりにかかるのも少々気になるところ。わが家では、基本的にバスや電車などの公共交通機関を利用して市内に移動しています。

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CTAブルーラインの利用でオヘア空港から市内まで40分

シカゴは空港まで鉄道が乗り入れている便利な都市のひとつ、市内までは電車で40分ほどとアクセスがよいので、多くの方が電車を利用されているものと思います。

基本情報

乗り場
CTAトレインのO’Hare駅は、空港ターミナル2に直結

運賃
空港から市内 片道5ドル、市内から空港 片道2.25ドル

運行時間
24時間(3~30分間隔 時間帯により運行間隔は変わります)

所要時間
市内中心部(Clark/Lake駅)まで約40分

詳細はCTAホームページに記載があります。

チケットの種類

CTAトレインのチケット(切符)には以下の4種類があります。

Ventra Ticket(ヴェントラチケット)
1回利用の紙の切符です。片道乗車のほか、1 day pass(1日券=24時間利用可能)も紙の切符を利用できます。磁気のついた紙カードのように見えますが、ICが付いており、改札ではタッチして利用します。

Ventra Card(ヴェントラカード)
SuicaやPASMOのように料金をチャージして使うプラスティック製のICカードです。発行手数料5ドルが必要です。購入やチャージ、残高確認は駅の券売機やVeltraのHPでできるほか、Ventra App(アプリ)と連携させアプの入ったスマートフォンでのタッチ乗車ができます。

Ventra App(ヴェントラアプリ)
スマートフォンの専用アプリです。料金をチャージして、利用時にチャージから支払をしたり、Day Passを購入して利用することもできます。また、先ほどのVentra Cardを連携させるとタッチをアプリの入ったスマートフォンでできるようになるほか、Ventra Card発行手数料5ドルを利用料金として使うこともできます。

タッチ決済付きカード
このマーク  が付いているカードを利用して直接乗車することもできます。

Ventra Card(ヴェントラカード)の詳細は、以下の公式サイトに案内があります。

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購入した切符は、1 day pass(1日券)

CTAの料金は1回2.5ドルですが、オヘア空港からの乗車の場合は5ドルと特別運賃が適用されます。この料金は高いなと思ったのですが、CTAのホームページにtipsの記載があり、1 day pass(1日券)5ドルを購入するとお得であるということがわかりました。

24時間利用可能な1 day pass(1日券)の価格5ドルと空港からの片道運賃5ドルが同じというもの、空港からはもちろん1 day pass(1日券)で乗車が可能です。

事前に地球の歩き方などガイドブックを見ていた時は、1 day pass(1日券)は10ドルと紹介されていましたので、片道チケットを購入しようと思っていましたが、現在は5ドルに値下げされているとのこと。最新情報の確認は欠かせないと思いました。

早速、1 day pass(1日券)を購入して市内に移動することにしました。

1日券といっても24時間利用できるので、到着翌日まで電車を利用して観光するこもできると一石二鳥!とてもお得でした。

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実際に乗車してみました(切符の購入、乗車方法)

往路はANAの国際線を利用していましたので、到着はターミナル5、CTAの駅があるターミナル2までは空港ターミナル間の移動に使うモノレールで移動しました。

ターミナル2に移動後、ターミナルビルの地下に降りると、駅への通路がありました。この通路の先に駅があります。

O’Hare駅の改札まで来てみると、各ターミナルにつながる動く歩道があるのを見つけました。各ターミナルからはモノレールを利用せず、歩いて移動もできたようですが、到着時は気が付かず、ターミナル間移動のモノレールに乗車、モノレールと徒歩と選択肢があるのは使い分けができて便利です。

ターミナル間を歩いて移動できると分かったので、帰国時はこの動く歩道を利用してみました。日本への帰国便はターミナル1からの出発、駅からターミナル1までは、さほど離れていなかったので、5分もかからず移動ができました。荷物が少ないときは歩いて移動もありかなと思います。

券売機

駅構内には券売機が並んでいます。券売機の隣には、購入方法の案内がされていてとても親切!比較的平易な英語で書かれているので、ご安心を。

左上にある画面で購入するチケットの種類を選んで購入します。

券売機の上の部分には料金体系の案内があります。料金体系が変わったため、紙の案内が貼り付けられています。1day passは5ドルです。

(到着後ホテルでCTAのサイトを読んでいたら、料金引き下げで利用顧客増を狙っているとのプレスリリースがあり、背景などが説明されていました。引き下げで便利になるのはうれしいこと、5ドルで1日乗り放題なのはありがたいサービスです。)

後は券売機の指示に従って、購入するだけ。支払いは現金の他、クレジットカードも利用できました。

改札

アメリカでよく見かけるバー式の改札です。購入したチケット(紙、カード)をかざすとバーが回転して入場できます。

改札機にあるこの部分にチケットをタッチすればOK。紙のチケットを見た時にはICが付いているようには見えず不安だったのですが、問題なく読み取りできました。

帰りはクレジットカードを利用してみましたが、利用できるカードと出来ないカードがあり、原因は不明。どちらも日本で発行したクレジットカードですので、発行国の問題ではなさそう。夫も試しましたが、夫婦ともに使えなかった会社は同じだったので、日本に帰ってから利用可否の詳細を確認してみようと思っています。

空港駅構内の様子

改札を入ってエスカレータで降りるとホームがあります。オヘア空港駅はブルーラインの終点、折り返し運転されています。電車が3本入線できるようになっています。

どの電車が先発かわかりにくいのですが、他の皆さんが乗り込む電車を見て見分けました。(^^ゞ

アメリカでは一般的な車両です。ニューヨークの地下鉄などと同じ構造でした。

列車内の様子

列車内の様子を撮影しようと思ったのですが、お客さんが多く乗車していたため、撮影できたのは1枚だけ。

正直、車内はあまりきれいではありませんが、利用には問題ないレベルです。

椅子はプラスティック製の硬いもの、汚れが落としやすいのだと思いますが、長時間の利用は少々辛い・・・乗り心地はいまひとつです。

利用者の様子が気になるところですが、空港からの利用客はきちんとした方が多かった印象、ただし、車内にはホームレスらしき人が座席を占領して寝ていたり、車内でたばこを吸い始める人がいたりと少々不安な雰囲気もありました。

お客さんが多い車両に乗っていれば心配することはありませんが、周りの様子に注意しながら利用することが必要かなと思います。スマートフォンなどに集中するのではなく、少し緊張していれば大丈夫なレベルです。

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利用してみた感想

前回のシカゴ旅行の際も、CTAを利用していましたので、利用そのものには不安がありませんでしたが、チケットの方式が変わっていて、ガイドブックを見ても記載がバラバラ、何が正しいのか、どのチケットを利用するのが便利なのか使ってみるまでわかりませんでした。

空港からの片道運賃5ドルを使って1day passを購入し24時間乗車できるのは大変便利でお得、この方法を使えば、到着後初日からの観光にとても役に立ちました。

CTAのホームページの情報収集をして正解!料金体系なども随時変わっていることがわかったほか、活用のヒントなどに出会えました。空港からの料金の違いなど、ホームページに詳細の記載がありますので、時間のある時には確認しておくことをお薦めします。

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