evolveでいただくもうひとつの朱雀「朱雀モンテビアンコ」は搾りたての小布施栗のモンブラン

長野県

新栗が始まる季節に今年も小布施に来ています。

来て早々、小布施でいただくことができる「朱雀」の名前のついたモンブランのひとつ「朱雀モンテビアンコ」をいただきましたので、紹介します。

「朱雀」の名前がつく小布施堂の栗菓子には、いくつか種類があります。

● 新栗の季節限定の栗の点心「朱雀」
● 小布施にある「えんとつ」で提供されている「モンブラン朱雀」
● 東京、大阪、名古屋の小布施堂直営店とオンラインショップで購入できる「朱雀モンブラン」

このほか、小布施堂のものではありませんが、小布施堂から「朱雀」の名前を使うことが許されているモンブラン「朱雀モンテビアンコ」があります。

「朱雀モンテビアンコ」は小布施だけで提供されているモンブラン、これまで何度か小布施に来ていますが、機会がなく食べられずにおり、今回の小布施旅行で初めていただきました。

「朱雀モンテビアンコ」は、イタリアンレストラン「evolve」で提供されています。

ランチコースのデザートのほか、「朱雀モンテビアンコ」と飲み物のセットでいただくこともできます。

店頭には、「朱雀モンテビアンコ」の説明があり、

  • 「朱雀モンテビアンコ」は、小布施堂のお菓子ではないこと
  • 小布施堂で修行したシェフが開発したもので、小布施堂当主の許可のもと「朱雀」というネーミングを使っている

とのこと。小布施堂とevolveが同じ建物で営業されている理由もわかりました。

お店に伺ったのはランチタイム中の13時頃、座席に余裕があり、カフェメニューだけでも入店ができました。帰るときには「満席」の案内が店頭に出ていましたので、休日などお客さんが多い日は入店できないこともありそうです。

ブルーの色合いがきれいな瓶に水が入っています。

本日のお目当ては「朱雀モンテビアンコ」、コーヒーまたは紅茶付きのセットで1,850円、単品であれば1,700円、カフェ付きのお値段でしたら、今どきは妥当な価格なのだと思います。なお、コーヒー、紅茶以外のドリンクを選ぶ場合は、単品価格になるとのこと、ドリンクメニューも一緒に案内されました。

周囲のお客さんはランチメニューを楽しんでおられるようでしたが、我が家は「朱雀モンテビアンコ」をカフェ付きでオーダーしました。

■ 朱雀モンテビアンコ カフェ付き(1,850円)

ほどなく運ばれてきました。

プレートに添えられているのは、カシス・洋ナシのソース、そしてピッチャーで添えられているのは、ほうじ茶と栗の蜜を合わせたソースと、3種類のソースが一緒。スタッフさんからは「途中でソースと合わせて、味の違いをお楽しみください」との案内がありました。

絞りたてのマロンペーストの上には金粉が振りかけられていて、とても華やかです。

ふんわりと絞られたマロンペーストは幾層にも重ねられてとても美味しそう、早速いただいてみました。

しっとりしたマロンペーストは甘味み控えめ、細すぎないマロンペーストの太さは、栗そのものを味わいたい方には適したもの、マロンペーストの分量が多いので、栗の風味が強く美味しい。マロンペーストには、絞りたてならではのしっとり感があるのもよかった点。

スイーツを紹介するポスターでは、小田巻から絞りだされるマロンペーストの写真が使われていますが、昨今よく見かけるパフォーマンス系モンブランのように極細のモンブランペーストではなく適度な太さでボリューム感がある点がよく、栗をしっかり味わえました。

モンテビアンコの中身はクッキー台の上にジェラート、生クリーム、カスタードクリーム、それらがが重ねられた上にマロンペーストが搾り出されています。組み合わせは、小布施堂の「えんとつ」でいただく「モンブラン朱雀」に近いもの。

中身の生クリームとカスタードは柔らかめの仕上がり、一方でジェラートは冷たく硬め、モンブランの上からフォークを入れていただくときに、クリームが少し飛び出してしまうので、フォークでそっと縦切りにしながらいただくのがきれいに食べるコツ。

途中、カシスや洋ナシの酸味で味の変化を楽しんだり、ほうじ茶と栗のソースで栗の風味を強めにしたりと、最後まで美味しくいただきました。

「朱雀」の名前が付くお菓子は今回ですべて制覇!どの「朱雀」も個性があって美味しく、何がよいかと決められませんが、いずれも栗の味がしっかり楽しめるのがよい点。これからもいろいろな朱雀を楽しみたいと思っています。

関連ランキング:イタリアン | 小布施駅

コメント