長野県信濃町「癒しの森」御鹿池コースのウォーキングでリフレッシュ、初心者ハイキングにお勧め

旅先散歩

小布施旅行の計画中、「どこかでハイキングをしたい」とハイキングコースを探していたところ、信濃町にあるハイキングコースを見つけ行ってみることにしました。黒姫高原コスモス園の近く、黒姫童話館を出発して、御鹿池を周回して戻ってくる1.2kmのハイキングコースです。


信州信濃町は、観光や保養に訪れる方が癒しを実感できる保養型観光地を目指して「癒しのまちづくり」を推進、森の力が心と身体を癒す「癒しの森」は、リラックス効果が森林医学の面から専門家に実証され、「森林セラピー基地」に認定されているとのこと。「森林環境が人の心と身体を癒す効果」について、医学的な調査研究が行われたのは信濃町が最初のようです。

町内には、森林散策コースとして、歩きやすい道が整備され、森林の持つ癒し効果を説明した看板が出ているなど、気軽に森林浴効果が得られるハイキングが楽しめるようになっています。

詳細は、信濃町の「癒しの森」サイトに紹介されています↓

森林浴の効果が得られるコースとして紹介されているのは、以下の3コース。サイトには、距離や難易度の説明がありますので、その時の体調や日程に応じて選べます。

今回歩いたのは、一番短く初心者でも負担の少ない「御鹿池コース」。黒姫童話館を出発し、御鹿池の周囲を回ってくるコース、森林浴をしながらゆっくり歩いて1時間半程度のショートコースです。

コースの詳細は、「癒しの森」のサイトに紹介されています↓

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スタートは黒姫高原コスモス園から

「御鹿池コース」の出発地点の黒姫童話館には駐車場が整備されており、車で行くことができますが、我が家は、黒姫高原コスモス園でコスモス鑑賞をした後、コスモス園から、歩いて向かいました。

黒姫高原コスモス園から黒姫童話館までは約1km、15分ほどの道のりです。歩行者専用道路があり、看板も出ているのでわかりやすいルートです。

黒姫山の裾野を歩くルートでとても気持ちが良い道、ほとんど高低差がありませんので、気持ちよくウォーキングできます。

この日は、あいにくの曇り空で肌寒い日でしたが、晴天の日は青い空に緑の森が広がり景色でも癒されると思います。

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黒姫童話館は森の中に

15分ほどで黒姫童話館に到着。この日は週末でしたが、お客さんの数はまばら、とても静かな森の中に童話館があり、場所そのものが童話の中のようです。

黒姫童話館は、世界各国の童話、絵本、信州の昔話にまつわる資料などを展示・収蔵する文学館、特に、「はてしない物語」「モモ」の作者ミヒャエル・エンデや、「モモちゃんシリーズ」の 松谷みよ子の作品を中心に紹介しています。

ミュージアムショップとカフェは入場料なしに利用できますので、ちょっと覗いてみましたが、幼い頃親しんだ童話本や関連グッズが多数販売されていて、とても懐かしくなりました。

黒姫童話館前には芝生広場があり、家族連れがバトミントンなどをして楽しんでいました。御鹿池はここからすぐ、案内標識に従って進みます。

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御鹿池1周コース

スタート地点には、距離や高低差、難易度がわかる総合案内板が出発地点に設置されています。高低差20m、難易度Aのとても楽なコースです。

森林セラピーのスタートです。コースの最初は舗装された道、一番の初心者向けだからでしょうか、少し驚きました。

コースの途中、水のせせらぎが聞こえてきました。池、川など、水辺もあり、気持ちが良いコースです。

コース内は、歩きやすく整備されています。

コース内には森林の持つ癒し効果を説明した看板が10箇所あります。説明を読んで、森林浴の効果を確かめつつウォーキングです。

御鹿池を周回するコース、ところどころで池が見えます。

息を吐きながらのストレッチングで、全身の血行が良くなるとの案内、実際にやってみると爽快、森の中での深呼吸は気持ちが落ち着き、ゆったりとした気持ちになります。

コースの途中では、花が咲いていたり、落ちてきた栗やきのこを見つけたりと、楽しいもの。

1時間ほどで池の周りを出発して戻ってきました。池に山が反射してとてもきれいな風景です。空が曇りで白かったのが残念。もう1か月ほどすると、紅葉で山が染まってきれいな季節になると思います。ほんのわずかですが、色が変わっている木々がありました。

コースの中には休憩所や軽い食事のとれる場所もあります。出発地点近く池のほとりのベンチに腰掛け、風景を見ながらおやつタイム。ハイキングのお供は、おやきと「上松あんぱん」。

あんぱんがあまりに美味しかったので、滞在中に「ピクニック」の本店に買いに行ってしましました。詳細はブログ記事で紹介しています↓

おやつ休憩の後、黒姫童話館へ戻りました。

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最後に

癒しの森コースは、通常の登山道やハイキングコースに比べて、森での時間を過ごすことを重要視し、広場、ベンチ、トイレ、休憩施設などを十分に配置しているとの案内の通り、ゆっくりと森を楽しむことができるようになっていました。

信濃町で行われている「癒しの森プログラム」は、

1. 自然の中で自分を見つめ直す
2. 自然の中で適切な生活のリズムを取り戻す
3. 自然の中に自分の癒しの場所を見つける

の3点を目標に作られているもの。

森での癒しを中心に、自分にとっていつでも行ける「自分の癒しの森」があり、信濃町の森に行きさえすれば再び元気・活力を取り戻せるような実感を持てるよう様々な療法など、町の取り組みを知り、プログラムに非常に興味を持ちました。

今回の旅行では、予約等が間に合わずプログラムの利用ができなかったのですが、来年の夏休みの計画に盛り込みたいと考えているところ。信濃町のホームページで森林セラピーの内容を調べていたところ、森林セラピー体験コースや宿泊がふるさと納税のお礼の品になっていることがわかりました。利用するならば、来年度のふるさと納税先に考えてもよいかなと思っています。

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