シカゴの主な観光スポットは、ループエリア内、マグニフィセントマイル周辺に集中しています。エリア内を歩いても1時間以内の範囲、散策がてら歩いて観光することをお薦めします。
ループエリアとは
シカゴのダウンタウンの中心を走るシカゴ交通局(CTA)が運行する高架鉄道で囲まれたエリアのことを指します。中心部を長方形にぐるっと回るように線路があるため、ループ(通称:Chicago ‘L’)と呼ばれています。
シカゴのビジネスの中心地、多くの観光スポットが周辺にあります。
ミレニアムパーク(Millennium Park)
ループエリアの東側にある大きな公園、市民の憩いの場になっています。
ホリデーシーズンには電飾で飾られ、とても華やかな雰囲気になります。
公園の中央には豆の形をした造形物「ビーン」があります。
日中は多くの人で賑わうスポット、写真撮影するならば、早朝の人が少ない時間帯がおすすめ。
あいにく小雨模様、空はどんより靄がかかり、「ビーン」が濡れてしまっていて、きれいな写真が撮影できなかったのが残念。
日中は晴れたので、もう一度出かけてみると、早朝の静けさとは打って変わって、この賑わいです。
曲線の表面には周囲の木々やビルが映りこんできれいに輝いています。
ミレニアムパーク内にはスケートリンクがあり、家族連れで大賑わい。
シカゴ市民の顔が映し出されるクラウン・ファウンテンは巨大なスクリーンが付いた造形物。多くの人の顔が表示されていました。
公園内には、クリスマスらしい飾り付けも残っており、とても良い雰囲気でした。
シカゴ美術館(The Art Institute of Chicago)
ニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストンのボストン美術館と並ぶアメリカ三大美術館のひとつです。
エル・グレコ『聖母被昇天』、ゴッホ 『自画像』、レンブラント『金の首飾りの男』など有名作品を多く所蔵しています。中でゆっくり鑑賞したかったのですが、時間がなく、今回は建物だけ。
ルート66起点
アメリカ国内でもっとも有名な国道、ルート66の起点はシカゴにあります。
シカゴ美術館前Jackson StとAdams Stが交わったところが起点です。
ポールに付けられた道標の「BEGIN」の文字が起点を表しています。
アメリカの東西を結ぶ重要な幹線だったルートですが、起点がシカゴにあるとは知りませんでした。ダウンタウンの中心部にあるため、この看板がなければ見落としていたと思います。
ウィリス・タワー(Willis Tower)
シカゴで一番高いタワー、展望階「スカイデッキ」からは、ミシガン湖畔やシカゴの高層ビル群が眺められます。
前回のシカゴ旅行では展望台に上りましたが、この日はあいにくの曇り空、眺望があまり良くなさそうなので、展望台は見送りしました。
スターバックス リザーブ ロースタリー シカゴ(Starbucks Reserve Roastery Chicago)
焙煎工場を併設するスターバックス、マグニフィセントマイルにあります。
4階建てで、世界最大級のお店とのこと。平日の日中、多くのお客さんで賑わっていました。
ABC 7 Chicago
ループ内を散策していると、テレビスタジオでキャスターが生放送中のところに出くわしました。
スタジオは通りに面していて、外から放送の様子を見学できます。キャスターが話している時はにこやかな笑顔ですが、その後、お天気コーナーになると・・・
左側にある緑色のクロマキーをバックに天気を説明するお天気キャスターが話し始めました。モニターを見ると、アメリカの地図の上を指さしながら説明しているようですが、実際は地図はなく、画面を見ながら指しているというもの、とても不思議な感じでした。
野外アート
シカゴ市内には700以上のパブリックアートがあります。
シャガール作「四季」
ループ内のビルの谷間にあるモザイク壁画。幅20m、高さ3mほどの大きな作品、遠くから離れて鑑賞するのがおすすめ。
近寄ってみると、様々な色合いの石が組み合わされて作られているのがわかります。
カルダー作「フラミンゴ」
写真では大きさが掴みにくいのですが15m以上の高さがある巨大なモニュメント、ビルの谷間の広場に置かれています。
有名作家の作品が屋外にそのまま展示されているのは驚き、街のいたるところで芸術作品があり、日常から触れることができるのはとても羨ましい環境。誰でも、いつでも鑑賞できるので、街の散策がてらアートを探すのも楽しいものです。
シカゴのループエリア周辺だけでも1日では周り切れないほど観光スポットがあります。電車やバスに乗って郊外に行くのもよいですが、ダウンタウン周辺を徒歩で散策するだけでも充分楽しめます。
滞在中小雨交じりの日が多く、きれいな写真が撮影できなかったのが残念。気候の良い時にリベンジできればと思っています。
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