2023年8月3連休は3日連続で桃狩りへ、8月は「一宮白桃」「なつっこ」「嶺鳳」「紅くにか」のもぎ取り食べ放題~「浅間園」(山梨県笛吹一宮)

旅先散歩

東京は連日続く30℃を優に超える猛暑、あまりの暑さに参ってしまい8月3連休も涼しい河口湖に滞在し、笛吹で桃狩りを楽しんできました。

8月上旬から中旬はまさに桃の最盛期、晩成種に切り替わるタイミングでもあり多くの品種の桃が楽しめます。ちょうどよいタイミングということもあり、3日連続で笛吹市一宮地区にある「浅間園」へ出かけました。いつも桃狩りでお世話になっている農園、さすがに3日連続で出かけるとスタッフさんに顔を覚えられてしまいました。(^^ゞ

桃狩りのできる地域や、時期、品種などの詳細は以前のブログで紹介していますので、詳細はこちらをご覧ください。↓

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利用したのはいつもの「浅間園」

「浅間園」は畑の中でもぎ取った桃をその場で楽しむ昔ながらの桃狩りが楽しめる農園です。山梨県内の桃狩りができる農園では、持ち帰り用の桃狩りをする場所と桃の食べ放題を楽しむ場所が違うところがありますが、「浅間園」は畑の中で桃をいただくことができる桃狩り、お土産の桃は別料金でお持ち帰りする方式。

畑の中で自分で選んだ桃を食べたい方には、こちらの農園がおすすめ、樹上完熟の桃が味わえます。

「浅間園」は団体客も利用できる大規模な農園、農園の前、後ろには大きな駐車場もあり、バスの団体客も受け入れています。こちらでは、桃のほか、ぶどう(巨峰、シャインマスカット、その他)も栽培しており、初夏~秋まで果物狩りが楽しめます。

詳細は、「浅間園」のホームページで確認できます。

 

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予約は「じゃらん」で

予約なしで利用できる農園もありますが、最近は予約が必須となってる農園も増えていました。いつも利用している「浅間園」も事前予約制をとっています。予約は、今回もいつものじゃらんを利用しました。

じゃらんほか、レジャー情報サイトならば検索も予約も簡単。じゃらんには、定期的に出る「じゃらんクーポン」や期間限定でもらえるポイントがあり、これらを活用すると割引料金で桃狩りができるので、最近はこのサイトを活用しています。

毎回利用しているのは、畑の中で桃のもぎ取りをして40分間食べ放題になるというプランで1,600円という設定。時折、じゃらんから1,000円分のポイントがもらえるので、それを利用するととてもお得な価格で利用できます。

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アクセス

一宮までは、河口湖周辺からは車で40分ほど、御坂とほぼ同じくらいの距離、山越えのルートで、甲府盆地に出てから左側に進むと御坂、右側に進むと一宮です。

開園時間の8時半に予約。夏休み期間の渋滞を想定し7時すぎに河口湖を出発したところ、渋滞の状況は3日間でずいぶん異なり、45~60分ほどで到着しました。

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入園券を購入したら歩いて桃畑へ

予約の名前を伝えて料金の支払いをすると、入園券がもらえます。予約のルートは「じゃらん」のほか、その他の予約サイト、直接農園に電話しての予約と様々ですが、「じゃらん」の予約リストの名前が多く、「じゃらん」を活用されている方が多いようでした。

チケット受け取ったら、桃畑へ向かいます。こちらの農園は受付のすぐ裏に畑があり、歩いていける範囲にあります。

6月~7月上旬に案内される桃畑

「浅間園」の桃畑は、場所により品種を変えており、その時期に食べごろの畑に案内されます。受付の建物を出て、左手に進む畑と、ぶどう棚を超えてまっすぐ進む畑の2か所に分かれます。

左手に進み、斜面を下った畑に、「ちよひめ」「日川白鳳」「みさか白鳳」「すいみつ」「紅くにか」があり、6月~7月にかけて案内されます。

7月下旬から8月に案内される桃畑

まっすぐ進んで、ぶどう棚や日よけになっているレストランを抜けた先に桃畑には別の品種の桃が植えられています。

ぶどう棚が日よけになっている場所を抜け、さらに進みます。

進んだ先に桃畑(奥には巨峰などのぶどう畑もあります)があります。こちらでは、「なつっこ」「嶺鳳」「一宮白桃」があり、7月下旬から8月にかけて案内されます。

8月下旬から9月に案内される桃畑

シーズン最後に案内されるのは、受付の建物を出てすぐ裏、レストランの脇にある一番近い桃畑です。

こちらの畑には「さくら」「みさかっ娘」「幸茜」といった晩成種の桃が植えられています。

時期を変えて出かければ違う品種の桃に出会え楽しいもの。3連休に3日連続で行ってみましたが、初日は左に進み「紅くにか」「嶺鳳」「白桃」の畑に案内され、2日目、3日目はまっすぐ進み「なつっこ」「嶺鳳」「一宮白桃」の畑に案内され、違う種類の桃をいただきました。

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桃狩り開始!

2023年8月10日(山の日)

この日の桃狩りの会場は、こちら。受付でスタッフさんにチケットを渡して説明を受けます。

バケツが並ぶ様子から、今日は多くのお客さんがお見えになるようです。

クーラーボックスには冷えた桃もあります。

畑の中の桃が硬めの時は、クーラーボックスの中の桃がおすすめ。数日前に収穫した桃で食べごろのものが用意されています。色が薄めに見えますが、桃の甘さは色の濃さで決まるような気がするのですが、色ではないのでご安心を。

パラソルの下のテーブルにバケツをおいて、桃の様子を見に行きました。

畑の中には、桃が鈴なり、上の方の桃もまだたくさん残っています。

枝の下に入ると、桃の香りがしてわくわく感が増します。

この畑に植えられていた品種は、

「紅くにか」

「嶺鳳」

「白桃」の3種類、「紅くにか」は初めていただく品種なので、とても楽しみです。

最初は、味見方々、全部の種類の桃を採ってきました。左から、「紅くにか」「嶺鳳」「白桃」です。

中身を割ってみると、「紅くにか」と「嶺鳳」はすでに完熟を超えて過熟、切込みを入れてひねってみたところ、果肉が柔らかすぎて種の周囲に果肉が残ってしまいました。「白桃」は果肉がしっかりしている状態でしたので、きれいに2つに分けられました。

桃の柔らかさの好みは人それぞれ、妻は、過熟くらいにやわらかくなったものが好み、夫は果肉が硬いものが好みと、硬さの好みがわかれるので、やわらかい桃も硬い桃も大丈夫。夫婦で好みの部位をいただき味わいました。

食べ比べてみると、品種により、甘味が強く感じるものや、酸味があるさっぱり系など、味わいが異なるもの。この日の畑では、「嶺鳳」が最も美味しいと思い、夫婦ともにお気に入りの木の上の方にある熟した桃を採って楽しみました。

妻は、完熟を超え過熟になるくらいの桃が好み、切り分けた時に、黄色くとろけている部分があると嬉しくなります。

畑の中には、様々な色合いの桃があり、どれが美味しいのか迷ってしまいます。色合いが薄めのピンク色や、

真っ赤を超えて黒く見える桃まで様々。色合いが濃いほど甘そうに見えますが、色合いは品種による差が大きく、日当たりによる差もあり、赤いほど甘いという訳ではありません。

スタッフさんの説明通り、上の方に生っている桃が甘く、いただく桃を厳選して楽しませてもらいました。

2023年8月11日(土)12日(日)

昨日と同じ畑かなと思って出かけてみると、正面の方向に進み、ぶどう棚を通りぬけて向かう桃畑、1日目とは違う品種の桃が楽しめました。

すでに桃畑の中には梯子やテーブルがセットされており、スタンバイ状態。受付の左右に桃畑があるのですが、2日目は、右側の畑、3日目は左側の畑に案内されました。

右側の畑は、「なつっこ」「嶺鳳」が中心、畑の中に1本だけ「一宮白桃」があり計3種類、左側の畑は、「一宮白桃」のみが植えられています。

スタッフさんの話によれば、2日目は右側の畑のみ開放して営業開始したようですが、14時過ぎに実が少なくなり、左側の畑も開放したとのこと。3日目は、左側の畑にと案内されたものの、右側の畑の出入りも自由と説明があり、結局、3種類の桃を楽しめました。

テントの下のスタッフさんにチケットを渡して入場します。ここで桃を入れるバケツと包丁を受け取り、桃狩りの注意事項の案内を聞いて、桃畑の中に入ります。

昨日よりもバケツの数が多いなと思ったら、2日目には、途中、外国人団体客が入場し、一時的に畑の中は大賑わいになりました。団体のお客さんは20分くらいしか滞在しない方が多く、嵐のようににぎやかになったと思ったら、すっと静かな畑に戻りました。

11日(土)2日目

桃畑のところどころにテントやパラソルで日陰が作られ、桃を食べるためのテーブルも置かれています。ピンク色の籠は持ち帰り用の桃を入れる籠。収穫した桃は園内でいただくほか、有料ですがお持ち帰りも可能です。

テーブルの上にバケツをおいて、桃狩り開始です。

桃畑の中に入って見上げると、桃の実がたくさん見えました。

甘味を示す黄色い斑点が見えている桃もあります。

右側の畑には、

「嶺鳳」と、

「なつっこ」と

1本だけ「一宮白桃」もありました。

そのほか、「さとな?」と書かれた札の下がった木もありました。かえってから桃の家系図で調べてみたのですが、この木の品種が何か、わからずじまいでした。

畑の中にあった4種類の木からひとつずつもらってきました。

左上が「さとな」、右上が「嶺鳳」、左下が「なつっこ」、右下が「一宮白桃」、同じ品種の中でも個体差がありますが、「なつっこ」と「嶺鳳」は大きめのものが多くあります。

断面を比べてみると、いずれも果肉は硬め、シャキシャキした食感が残る状態、果肉は白にピンクが混ざったもの。

味わいはそれぞれですが、「一宮白桃」はまだ熟していないのか、硬く少し酸味がある状態、「なつっこ」と「嶺鳳」がちょうど食べごろ、甘味が強いのは「なつっこ」で味が濃いように感じました。

2日目で一番おいしかったのは、「なつっこ」、1個450gを超える重さの大きな桃。完熟の状態で、果肉はやわらかめ、ジューシーな桃のおいしさを満喫しました。

12日(日)3日目

3日目は左側の畑に案内されました。ここは「一宮白桃」が植えられている場所、桃狩りに開放したばかりで、桃がたくさん生っていました。

いい色合いの桃がたくさん見えます。

桃の木を見あげると、上の方まで実が残っているので、期待が膨らみます(笑)

早速、採ってきました。手前は、妻が選んだ木の一番上にあった桃、奥側が夫の選んだ桃。

桃の割れ目に沿って包丁を入れて、実をひねると切れに分けけられます。

いずれも果肉は白く、他の周りがピンク色に染まったもの、硬めではありますが、やわらかい甘味が広がる美味しい桃。

少しシャキシャキ感がある桃が好きな夫にはちょうどよい熟し加減。

この後、もうひとついただいてから、右側の畑へ移動し、ほかの品種のものをいただきました。

すでに残り少なくなっていましたが、「嶺鳳」と「なつっこ」の木にはまだ実が残っていました。

熟し加減を確認しながら、美味しそうな桃を選んで最後まで楽しませてもらいました。

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最後に

3日連続して桃狩りに行ったのは初めての経験、同じ畑でも翌日になると一層熟し度合いが進み、食べ頃に変わっていくのがわかりました。

今年は桃の生育が例年よりも早いので、どのくらいの時期まで桃狩りができそうか、スタッフさんにお聞きしてみると、8月下旬から9月上旬あたりまでとのこと。

「浅間園」で最後に完熟を迎えるのは「幸茜」「さくら」「みさかっこ」といった晩成種。今年は8/13に2重の紙袋のうち外側の袋を取り除く作業をしているので、ここから完熟までは2週間ほど。

食べたい品種があるときには、予約の電話で品種の確認をするのがポイント、スタッフさんからも、「数日ずれることもあるので、電話で確認してもらうのが確実」と話されていました。

さすがに3日連続、それも朝一番に入園していると、顔を覚えられるというもの、積極的にスタッフさんに話しかけて美味しい桃の話をお聞きするのが一番と思いました。

9月に桃狩りに行けるかどうかは微妙、スケジュール調整していければよいかなと思っています。

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