夏の暑さが続く休日の午後、所用で出かけた赤坂の帰り道、ひんやり美味しいかき氷を求めて「虎屋」へ。訪れたのは、併設された「虎屋菓寮 赤坂店」です。
2018年に建て替えられた和モダンな空間で虎屋の和菓子をいただくことができます。こちらの夏のお薦めは、かき氷。夏の間だけ、期間限定で登場するもの、赤坂店では、宇治金時に加え、氷あんずが楽しめます。どちらも見た目・味ともに格別の逸品です。
赤坂見附から青山通りを登ってお店へ
赤坂見附から青山通りを登ったところ、豊川稲荷の向かい側にあります。坂道が続くので、暑い日はちょっと辛い道のりです。
店頭には氷あんずのポスター、かき氷は夏季限定のメニュー、そして、氷あんずは赤坂店限定で提供されているかき氷蜜です。
茶寮は赤坂店の3階、木を多用した店内の階段を上った先にあります。
「AirWAIT」対応で待ち時間短く快適
虎屋菓寮 赤坂店は人気のため、特に夏場の休日の午後は混雑します。この日は36組待ち、入店までに1時間以上を要する見込みとの案内。
予約はできませんが、「AirWAIT」に対応しているのが嬉しいポイント。順番待ちは店頭で受け付けるほか、赤坂店のHPから「AirWAIT」にアクセスして順番待ちを入れることができます。
休日の午後は20組以上の行列ができることが多いので、自宅を出る前に予約を入れておきました。この日は、散歩方々歩いてお店に向かうとちょうど良いタイミング、あと3組でした。
混雑を避けてゆっくり楽しみたい方には、とても便利なシステムです。
お店に到着後、店内にある椅子に座って順番を待ちました。
ほどなく順番が来て、窓際の席に案内されました。普段であれば窓際が特等席ですが、西側に向いて大きな窓がとられ、午後は西日が店内に差し込みまぶしいくらいでした。
麦茶でのどを潤しメニューを
席に着くと、メニューと麦茶が運ばれてきました。香ばしい麦茶でのどを潤しながらメニューを見て夫婦で相談。
かき氷の「氷あんず」は赤坂店限定メニューです。
あんずのピューレがたっぷり乗ったかき氷は魅力的です。
そして、抹茶蜜と小豆餡の宇治氷があります。小豆餡の「宇治金時」と白小豆餡の「宇治みぞれ」の2種類、どちらの餡にするか毎回悩みます。
さらに、お好みでトッピングの追加ができます。白玉、花豆、抹茶蜜、練乳とあり、様々なカスタマイズができます。スタッフさん曰く「白玉をたくさん乗せて楽しまれる方もおられますよ」とのこと、これも迷いました。
出かける前から決めていた通り、夫が氷あんず、妻が宇治金時をお願いしました。
宇治金時|濃厚抹茶と艶やかな小倉餡
目に鮮やかな抹茶の緑色が美しい「宇治金時」、このかき氷にかかっているのは、宇治抹茶に和三盆糖を加えた特製蜜です。いただいてみると、抹茶本来の芳しい香りと、上品な苦味が広がります。
ふわっと軽い氷と苦みが効いた抹茶蜜が溶け合い、口当たりはなめらか。
器の底には小豆餡が入っています。
食べ進んでいくと、中から、北海道産の小豆で炊いた小倉餡が顔をだしました。濃い抹茶蜜と餡の甘みが重なり合って、最後まで飽きさせないもの。
氷の状態がよく、最後まで完全に溶けず氷の状態で楽しむことができました。
氷あんず|爽やかな酸味とアマレットの余韻
虎屋菓寮赤坂店限定の「氷あんず」です。
あんずピューレにアマレットリキュールを加えた自家製シロップは、甘酸っぱさの中にほんのり大人の香りが漂う、洗練された味わい。
氷の上にふんだんにかけられ、さらに器の底にも杏ピューレが入っていて、食べ進めるごとに風味が深まっていき、最後まで美味しくいただきました。
まとめ|虎屋のかき氷は、味わう芸術
虎屋菓寮のかき氷は、一皿で「季節」と「和の美しさ」を味わえる芸術作品のような存在。
抹茶好きにはたまらない「宇治金時」の芳醇な香りと奥行き、夏にぴったりな「氷あんず」の爽やかさと余韻は、暑い夏のご褒美。上品な甘味を求めて虎屋菓寮 赤坂店へまた出かけたいと思っています。
基本情報
店名: 虎屋菓寮 赤坂店
住所: 東京都港区赤坂4-9-22(とらや赤坂店3階)
営業時間: 11:00~17:30(L.O.17:00)ランチタイム11:00~14:00
定休日: 毎月6日(変更の可能性あり)
アクセス: 東京メトロ赤坂見附駅から徒歩約7分
コメント