新宿高島屋パティシェリアで有名パティシエのモンブラン4種類食べ比べ~ピュイサンス、マ・プリエール、パティスリープラネッツ、ル・ジャルダンブルー

モンブラン

毎年秋は栗やさつまいも、木の実などのスイーツが美味しい季節、今年もたくさんのモンブランをいただきました。

新宿高島屋地下にある「パティシェリア」は、有名パティシエのスイーツを販売する「セレクトショップ」、いつもと違うモンブランも試してみたいと、こちらで販売されているモンブランを複数購入し、食べ比べをしてみました。

「パティシェリア」では、カットされたケーキの他、ホールケーキも販売されています。あらかじめ予約して取り置きしておいてもらうこともできますが、毎日ホールケーキも入荷していますので、予約なしで購入することもできます。

栗を使ったスイーツだけでも10種類と迷ってしまうほど。夫婦で相談して4つほど選んで買って帰りました。

白いシンプルな箱にいれていただいてのお持ち帰りです。

箱の中には、ぶつからないようにとすき間を埋める紙囲いで包まれたケーキが入っています。丁寧に梱包していただいたおかげで、ケーキはみな無傷です。

■ ピュイサンス「サッカ マン オ マロン」(584円)

一般的なモンブランの形とは全く違うモンブランです。水滴のようなとんがりがかわいらしい栗ペーストの山、美味しそう・・・

トップにはパウダーシュガーが振りかけられていて、雪をかぶっているようです。

断面はこのような形。メレンゲ台の上にマロングラッセ、そして生クリーム、マロンペーストが乗る形、形は個性的ですが、組み合わせはトラディショナルなタイプのモンブランです。

甘くてカリっとした食感のメレンゲに軽い生クリーム、そして、栗の味が濃いマロンペーストの組み合わせがよいもの。マロンペーストの部分が多いので、まさに栗を味わいたい方向けのモンブラン。半分に切った時に中が空洞だったのが残念ですが、栗感満点のモンブランでした。

■ マ・プリエール「和栗のモンブラン」(681円)

サクサクそうな皮が楽しめるのではないかと思うフォルム。

上にはパウダーシュガーがかかっているのはやはり定番、栗の甘露煮も飾られています。

ドーム型、丸く整形されています。

切り分けてみると、生クリームの山が見えました。

パイ生地台の上にマロンペースト、パイ、生クリーム、渋皮煮の栗、そして絞り出されたマロンペーストの組み合わせです。パイもマロンペーストも色合いに違いがあるので2種類のものが使われているようです。

いただいてみると、パイ皮のサクサク感がアクセントになっているモンブラン、生クリームの分量が多く、比べてマロンペーストが少な目、大きさの割にマロンの味わいが楽しめる部分が少ないのが少々残念なところ。妻は、サックリ香ばしいパイ皮も美味しいと思いましたが、土台はタルト台の方が好み。夫はパイ生地のサクサク感が気に入った様子。

夫婦で好みが分かれました。ミルフィーユが好みの方にはお勧めと思うモンブランでした。

■ パティスリープラネッツ「プラネッツ モンブラン」(648円)

セルクルに入れて整形されたのはないかと思うドーム型のフォルム、どこかでで見たことにある形かなと思ったのですが、ひとつは小布施堂の「朱雀モンブラン」、もうひとつはアンジェリーナの「モンブラン」かなと思いました。

先日、三越日本橋の催事で「朱雀モンブラン」の実演を見て、絞り出したマロンペーストの下をパテで整形する作り方を見ましたが、このモンブランも同様かなと思います。

真上から見ると、きれいな円形であることがよくわかります。

断面の様子です。タルト台の上にはマロンの裏ごしたものと甘露煮、そして生クリームが盛られ、トップにマロンペーストを絞り出しているもの。

周囲のマロンペーストが甘めの味わい、一方、中の生クリームは甘みをほどんど感じない仕上がり、両者を一緒にいただくとバランスが取れるもの。「アンジェリーナ」のモンブランと同じような組み合わせでした。

■ ル・ジャルダンブルー「和みのモンブラン」(486円)

我が家でパティシリエを利用する時に選ぶケーキで一番多いのは、この「ル・ジャルダンブルー」のスイーツ。今回モンブランを選ぶ時も思わず「ル・ジャルダンブルー」からも選んでしましました。

マロンクリームの色合いは黄色く、昔懐かしいモンブランの色合いです。

大きな栗の甘露煮が乗っていて、食べ応えもありそう。

渋皮などの粒は見えない、きれいな黄色です。

断面はこのような様子。厚めにホワイトチョコレートがコーティングされたメレンゲ、スポンジケーキの台の上には大きな甘露煮、そして生クリームとマロンクリームが乗っています。

後から知ったのですが、マロンクリームの色合いが薄めなのは、白あんが入っているからとのこと。少しもったりした食感のマロンクリーム、白あんのせいか柔らかいお味と思いました。

メレンゲはチョコレートのお陰でサクサクで良いアクセント、生クリームのマロンクリームを一緒にいただくとなめらかな美味しさが口の中に広がりました。

4つのモンブランを食べ比べてみて、いずれも個性がある美味しさがあるのがわかりました。タルトもメレンゲも土台ひとつとってもどちらにも魅力があり、甲乙つけがたいと思いました。「パティシェリア」は複数のお店のモンブランを一度に味わえるのが魅力な点、まだいただいたことのないモンブランがありますので、他のお店のものも試してみたい・・・1月になったら、再訪する予定です。

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