築地仲卸が経営する魚料理店の定食ランチは紀尾井町ガーデンテラスの食券制社食?「米幸」(赤坂見附)

ランチ

青山方面でお出かけの途中、紀尾井町ガーデンテラスでランチでもと久しぶりに行ってみると、いくつかのお店が閉店しているなど少し寂しい状況。一方、テナントの入れ替えもあって、新しいお店もあり、店頭に美味しそうな焼き魚の写真が出ていた和食「米幸」に入ってみました。

店頭のディスプレイは、米俵に和の器、そして、西京漬けなどのお魚。

そして、お店に入る決め手になったのは、店頭にあったこのメニュー写真、焼魚の「米幸定食」とお刺身の「絆刺身定食」。魚好きの妻は、この写真と先ほどの米俵を見て反応、「美味しそうだね、入ってみない?」と夫に提案、そのままお店に吸い込まれました。

ランチタイムはメニューは先ほどの2つのみ。食券販売機で「米幸定食」の食券を購入してから、オープンキッチン前のカウンターへ。

キッチン内のスタッフに食券を渡すと、スタッフからその日の焼魚4種類を口頭で案内、ひとつを選んで用意してもらいます。この日は、鰆または赤魚の西京漬け、鯖の塩焼き、もうひとつあったのですが、失念。

その後、カウンターに並べられた小鉢から3品選びます。小鉢は、ひじきの煮つけ、おから、温泉卵、おひたし、とろろ、ポテトサラダなど。

魚を選んで注文した後、トレーに好みの小鉢を取り、進んでいくと、みそ汁と御飯が用意され、トレーをもって席に着きます。メインの焼き魚は、焼きあがったところでスタッフがテーブルまで運んでくる形式。

■ 米幸定食 鯖の塩焼(1,000円)

妻は、鯖の塩焼きを選びました。

魚はすでに下焼きがされていたのか、わずかな時間で供されました。

半身分の鯖、ほどよく脂がのっている美味しい魚ですが、塩味が少し強めだったのと、焼き加減がいまひとつ、焼き立てという仕上がりでなかったのが残念。築地の仲卸が経営しているお店との触れ込みで期待を持ちすぎてしまったのかもしれませんが、ごく普通の鯖の塩焼きでした。

小鉢は、温泉卵、おから、ひじきの煮つけを選びました。いずれもご飯が進むお味、特別感はありませんでした。

その他、キャベツのお味噌汁もついていました。

■ 米幸定食 鰆の西京漬け(1,000円)

夫は鰆の西京漬けを選びました。小鉢は妻と全く同じ組み合わせ、あれだけの種類があったのですが、選んだものが同じになるとは・・・

鰆はさっぱりした魚の印象でしたが、こちらの鰆は身がしっかり、西京のお味が良くしみていて美味しい鰆、小ぶりだったのが唯一残念、もう少し大きなサイズだったら満足感があったと思いました。

良い品をお手頃価格で提供するためセルフサービスでとの触れ込みでしたので、とても美味しい魚料理がいただけると思っていたのですが、ちょっと期待しすぎました。食券制でプレートをもって並んでお料理をもらって席に着く、まさに社食スタイルの食堂、周辺に勤める方向けの”高級社食”といった印象でした。

また、お店に入って食券を買った後でないとその日の魚の種類がわからないというのが少々不親切。毎回スタッフが4つのお料理を説明するのも大変でしょうから、入口付近に「本日の焼き魚」などを表示してあると便利ですし、お客さんも入りやすくなるのではと思います。入口のケースの中には鮭の西京漬けがやさんまがあったので、てっきりメニューにあるのかと誤解してしまいました。ケースの中にあるものがランチの焼き魚とは限らないらしいので、注意が必要です。

相場家賃を考えると、1,000円で美味しい定食を提供するのは相当厳しいのでしょうね。オープンまもなく、まだまだ試行錯誤中と思いますので、もう少し時間をおいてから伺おうかなと思っています。

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