信濃町にあるスリランカ料理「バンダラランカ」に行ってきました。
日本では数少ないスリランカ料理店、一度行きたいと思っていたところ、コロナ禍で営業休止が続き、タイミングを失っていたのですが、お昼時に信濃町を通りかかり、行ってみることにしました。
信濃町と四谷三丁目の中間、住宅地の中にある、アートコンプレックスセンターの1階にあります。
最初は散策の途中で見つけたお店、「こんなところにカフェがあるんだ」と意外な立地、家に帰って調べてみるとスリランカ料理店と分かり行きたいと思っていたもの。
テイクアウトメニューもあり、店頭の看板にメニューが紹介されています。
お店は1階、オープンエアのテラス席と、室内の席があります。
伺ったのは土曜日の12時前、室内の席は予約で満席、テラス席に空きがあり、5分ほど待って入店しました。
ランチタイムは、スリランカカレーのプレート(1,800円)1択。以前はビュッフェで営業されていましたが、現在はプレートに盛り付けたお料理が供されます。
テイクアウトにもカレープレートがありますが、こちらは1,200円のお手頃価格。店内ではデザートや紅茶が付きますので、それを意識した価格設定なのかもしれません。
お持ち帰りを選ぶ方も多く、uberさんもお見かけしました。
案内されたのは、オープンエアのテラス席、屋根がありますので、雨の日もOK。
蒸し暑い夏は辛いですが、その他の時期は緑も見えますので、気持ちの良い席だと思います。
テーブルに案内されると、メニューがひとつとの説明があり、しばらくするとお料理が運ばれてきました。
■ スリランカカレープレート(1,800円)
8種類のカレー・お料理がワンプレートに盛り付けられて供されました。
チキンカレーの他は、豆、南瓜、大根、じゃがいもなどベジタリアンメニュー、ココナッツミルクベース、トマトベースと味わいの異なるカレーと2種類のライスが盛られ、中央にはパパダム。運ばれた時にスタッフさんがひとつひとつお料理の説明と食べ方の説明をしてくださいました。
カレーは1種類ずつ味わった後、何種類かを混ぜて楽しむのがお勧めとのこと。早速いただきます。
お料理は、黄色、オレンジ、緑と色合いがきれい、インスタで写真をよく見かけますが、この彩りの良さがポイント。
ひとつひとつのカレーは辛さも風味も異なるもの、それぞれ特徴があり、目も舌も満足させるもの、いただいてみると見た目だけではない、人気の理由が分かる美味しさです。
チキンはスパイスの焦げた香りが強いもの、一方、南瓜やじゃがいもはほくほく感と甘みがある優しい味わい、ココナッツの炒め物は風味抜群と個性があります。一口目はスパイスの香りが抜けて心地よいお味、徐々に辛みを感じるようになり、いただいている途中で体全体が熱くなってきました。
夫婦ともに辛さに強いのですが、カレーの刺激はなかなかの強さ、汗が止まらなくなりました。スパイシーな点がよく、最後まで美味しくいただきましたが、辛みが苦手な方は楽しめないかもと思われるレベルです。
デザートはココナッツミルクとキャラメルのケーキ、想像よりも甘くなく食べやすいもの。辛いカレーの後には甘いものが欲しくなり・・・特に美味しいと感じます。
紅茶は、ストレートティ3種類が順番に供されます。ティンブラ、アールグレイ、ミントと味わいの大きく異なる3種類、お客さんの飲むペースに合わせて、次の種類の紅茶を勧めてくださいます。いずれも香りがよく、それぞれの茶葉を味わうことができました。
休日ランチでしたので、食後にゆっくり紅茶を味わいましたが、平日の仕事途中のランチではあわただしく紅茶までゆっくり楽しめないと思われる時間の流れ、余裕のある時にゆっくりいただくのが向いているお店と思いました。
他のお客さんは皆さんスリランカやカレーがお好きと思われる「その筋の方」。最寄り駅から遠く、住宅地の中の1軒、わざわざこのお店をめあてに訪問するしかない立地。お値段柄か、年齢層が高めなのも特徴、こちらのカレーを楽しみたいと訪問されていると思います。カレー好きでないとこちらのお店の良さはわからないのではと思う、奥深いカレーランチプレートでした。
いただいていると、スリランカへ再び行ってみたいと思い始めました。妻がスリランカに行ったのは30年近く前のこと。すっかり様子が変わっているのではないかと思いますが、いろいろ調べてみようかと思っています。
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