2020年2月神奈川県秦野でいちご狩り~電車で行けるお花見ハイキングと一緒に楽しむいちご狩り

旅先散歩

わが家では毎年のようにいちご狩りに出かけていますが、最近は美味しい紅ほっぺが食べられハズレがない昨日のブログで紹介した静岡県韮山の「韮山いちご狩りセンター」ばかり。

もう少し近場で出かけられるところがないか探してみたところ、神奈川県秦野周辺にいちご狩り園がいくつかあるのがわかり、今シーズン秦野にある2か所のいちご狩り園に出かけました。いずれも、とても美味しいいちごが楽しめましたので、紹介します。

スポンサーリンク

村上いちご園

最初に紹介するのは、ファミリー向けで人気のある「村上いちご園」です。

車の場合は東名高速秦野中井インターチェンジから20分ほど、電車の場合は小田急線渋沢駅下車バスで20分ほどの場所にあります。

わが家は、渋沢駅からバスに乗らずハイキング方々歩いて行ってみました。渋沢駅からはゆっくり歩いて45分ほどの距離です。

村上いちご園のホームページには、いちご狩りが楽しめる品種やいちご園の様子など詳細情報が掲載されています。

水無川沿いの遊歩道から少し山側に上ったところにいちご園があります。地図を見ながら行けば迷わず到着できる場所です。この看板の裏側が受付と駐車場です。

いちご園に到着したら、受付で予約の名前を申し出て、料金(大人2,500円)を支払って受付終了。

受付近くにはとれたて野菜の直販があり、新鮮で美味しそうな野菜が並んでいました。

焼いももあって、いい香りが漂っています。いちご狩りの前なので、ちょっと我慢。

受付時にもらったのは、いちごの品種ごとの解説と、いちご狩りの時に練乳とへたを入れておくのプラスティックトレー。

先ほどのトレーに練乳を入れてスタンバイ。

練乳は入れ放題、いちごに好きなだけ練乳を付けて楽しめます。(なくなればハウス内に練乳のボトルが置かれているので、自由にお代わりできます)

練乳をトレーに入れて、入園を待つ行列に並びました。

こちらのいちご園では、10時と11時半の2回入園タイミングがあり、私たちは10時の回、受付は入園時間の15分前までに済ませてほしいとのことでした。

早く受付を済ませてしまった場合は、待合所で開始時間まで過ごすこともできます。

2月はまだ寒い日もあり、外で待つのは辛いもの。ビニールハウスの待合室ですので、風よけ効果だけでなく、日光があたるととても暖かい場所、中には椅子とテーブルがあり、ファミリーにも3世代のご家族にもうれしい配慮がされています。

ビニールハウス入口付近には、いちご園からのメッセージの看板が出ていました。30分限定ですが、思いっきりいちごを楽しめます。

村上いちご園のビニールハウスは、中に何畝もいちごの苗が栽培されている大きなハウス、並んだ順番に入場していちご狩り開始です。

見渡す限り、高設栽培のいちごが広がっています。ハウスに入ってみるとあまりに広くて驚きました。

畝ごとに植えられている品種が異なり、頭上に品種が表示されています。畝と畝の間を渡り歩いて、複数の品種を食べ比べ。

こちらのいちご園では、時期により異なりますが、主に、「紅ほっぺ」「とちおとめ」「おいCベリー」「よつぼし」「やよいひめ」「あまおとめ」「桃薫(桃の香りがするイチゴ)」などのいちごが栽培されています。

こちらは珍しい品種、白いちご、ピンクいちごと呼ばれているいちご。完熟でピンク色になるいちご、真っ赤にはなりませんが、このくらいの色合いでもとても美味しい状態。

色合いで見極めがつけにくいのですが、種の粒の部分が濃い色になっているものが食べごろ、中央のいちごはまさに完熟、とても甘くて美味しいいちごでした。

白いちごの畝を探していると、手のひらの半分ほどもある大きい白いちごを見つけ、いただいてみると、美味しさに大満足。

そのほか、紅ほっぺ、おいCベリーなど、いろいろな品種を食べ比べてみました。

一番美味しいと思ったのは、おいCベリー、甘みが強く感じられ、そのままでいただくのが美味しく練乳を付けずに楽しみました。

赤いいちごにも、大きないちごがあり、いずれも食べ応え充分。いちごを満喫したという気分になりました。

高設栽培で地面が歩きやすく、いちごを採り易くなっていることことから、お客さんは小さいお子さんを連れたファミリーが多いように思いました。子供料金が設定されていることもお子さんが多い理由かもしれません。

お子さん連れが多いいちご狩り園ですので、お子さんと一緒でも気兼ねなく利用できるのが良い点、小さいお子さんも思い思いにいちご狩りを楽しんでいる姿を見ていると、こちらまでほっこりしました。

スポンサーリンク

かたのいちご園

同じ地域にある「かたのいちご園」にも行ってみました。

かたのいちご園の方が、渋沢駅に近いのですが、渋沢駅からの時間はさほど変わりませんでした。

かたのいちご園にもホームページがあり、いちご園の詳細情報が掲載されています。

この看板が目印。駐車場が広くとられています。

かたのいちご園は、ハウスが2か所に分かれており、それぞれのハウスで受付を行う方式。いちごの完熟状況を見て、当日開放するハウスを決めているとのこと、当日行ってみると、どちらのハウスで受け付けするかの表示がありますので、説明に従って、ハウスに向かいます。

受付での代金支払いにはPayPayも使えます。ちなみに、いちご狩り料金は、じゃらんで予約すると大人2,500円、いちご園に直接予約すると2,000円と価格に差があります。

直接予約の方が安いのですが、電話がつながりにくく、予約しにくいのが難点。じゃらんならば24時間好きな時に予約が取れるのが便利、そして、時折じゃらんにいちご狩りクーポンが出ていたりしますので、価格差が気にならないこともあります。お得な予約方法をを選んで予約をすると良いと思います。

なお、かたのいちご園は子供料金の設定がなく、2歳以上は大人料金と同額。未就学のお子さん連れの場合は、子供料金の設定がある村上いちご園がお薦めです。

伺った日は、駐車場わきのハウスがいちご狩り会場でした。

入ってすぐのところに、コート掛けと手に持つ置き場がありますので、車でない場合も安心。(ただし、出入り口近くなのとだれもが置ける方式なので、貴重品は残さず身に着けるなどの注意が必要です。)

支払いを済ませると、練乳の入ったプラスティックのトレーが渡されます。練乳はお代わり自由ですが、自分で好みの分量を入れるのではなく、スタッフにお願いして入れてもらう方式なので、ちょっとハードルが高いかもしれません。

こちらのいちご園も高設栽培で、畝ごとに異なる品種が植えられています。

畝の入口には、品種名が書かれていますので、食べてみたいいちごの品種を選んで食べ比べができます。

各畝には、赤く色づいたいちごが実っていて、美味しそう・・・食べごろのいちごが勢揃い。

完熟の証、へたが反り返っているいちごもたくさんあります。中央のいちごはまさに完熟。色づきが充分なことに加え、へたの状態をみると、甘さが伝わってくるようです。

いちごのサイズはそれぞれ。大粒なものだけでなく、小粒でも充分甘く、甘いいちごばかりでうれしい限り。

とちおとめ、よつぼし、おいCベリーなど、赤いいちごのほか、珍しい品種のいちごがありました。

ひとつは白いちごです。

ピンク色になる白いいちご、色合いだけ見ていると甘そうに見えないのですが、この色味で十分な甘みがあるもの、いちごの種の粒々が赤くなっているのが食べごろ、へたが反り返っていればさらに甘い状態です。

もうひとつは、「桃薫」(とうくん)という初めて聞く品種。いちごなのに桃の香りがするという不思議な味わいが特徴とのこと。

小さめで丸い形が特徴、色合いは赤よりもオレンジ色に近いもの、目をつぶっていただいてみると、確かに桃の香りがほんのり、さっぱりした甘みで美味しいいちごです。

いちごらしい甘さを期待するとちょっと物足りないのですが、さっぱりした味わいがあるいちごもよいもの。

かたのいちご園のいちごも粒揃いのいちご揃い、お客さんが大人中心なので、比較的静かで落ちついていちごが楽しめるのがこちらの良い点、旬の甘いいちごを満喫しました。

スポンサーリンク

いちご園までのハイキング

ほとんどお客さんが車で訪問されていましたが、少数ではあるもののバスを利用されている若者も見かけました。さすがにハイキング方々歩いてくるお客さんはわが家くらい。渋沢駅からは徒歩45分ほど、途中川沿いの遊歩道を歩くコースで、気持ち良くハイキングが楽しめました。

ハイキングルートはわかりやすく、駅前の大通りを水無川までまっすぐ進み、その後は川沿いの遊歩道を歩くというもの、ルートの全容はGoogle Mapを参考にしてください。

小田急線渋沢駅は改装され、新しい駅舎になっています。改札を出ると、小田急OX(スーパーマーケット)がありますので、必要なものがあればここで買い出しも可能です。

北口に出ると、デッキから富士山が見えました。寒い冬の日は、空気が澄んでいていきれいに見えます。

駅前のデッキを渡り、ひたすらまっすぐ進みます。

途中、ショッピングセンターや島津製作所やしまむらの物流センターなどがある工業団地を抜けて進みます。

このあたりには古墳がたくさんあったとのこと、現存する古墳を中心に公園として整備されています。

古墳の見学もそこそこ、いちご園を目指します。

この看板が見えると水無川が目の前。

河の両側に遊歩道が整備されていて、どちらの道も歩きやすく、ジョギングや散歩をするご近所の方を多く見かけました。

2月から3月にかけては、梅、桜、菜の花が楽しめる季節、遊歩道沿いは、季節の花が咲いていてきれいでした。

お花見もしながらいちご狩り、平たんな道が続く歩きやすいハイキングコース、適度な運動になりました。時間がある方は、歩いていちご狩り、お勧めです。

コメント