2019年夏のかき氷シーズン、今年もいろいろなかき氷を食べに出かけています。美味しかったものを中心に紹介します。
シーズン最初にいただいたのは、夫婦お気に入りの甘味処のひとつ赤坂にある「虎屋菓寮」のかき氷です。
青山通りを赤坂見附から青山方面へ登ったところ、豊川稲荷の近くにあります。昨年秋、建て替えが終わってリニューアルオープンした新しい店舗です。
建物に入ると大きな階段が目に入りました。羊羹などを販売する店舗は階段を上った2階に、菓寮は3階にあります。
菓寮はリニューアル以降特に人気が高く、休日午後は毎週混み合い1-2時間待ちは当たり前というほどの混雑ぶり。土曜日、早めの時間に伺いましたが、40分ほどの待ちが出ていました。
菓寮の入り口には、受付のタブレットが用意されており、人数を入力して受付を済ませ、2階の店舗で新商品などを見ながら待つことにしました。(なお、このタブレットは、1階玄関にも置かれており、混雑状況を見ることができます。菓寮を利用するつもりの時は、1階で受付をしておくのが良いと思います。)
2階店舗で新商品などをひととおり見た後、3階菓寮入り口にある待合ソファで順番を待っていると、想定よりも早く、30分ほどで案内されました。
高い天井に天然素材を多用した内装、店内には木の香りやぬくもりが伝わり、心地の良い空間になっています。
案内された席は窓際のカウンター席。大きな窓から太陽の光が燦々と注ぐ明るいお店、リニューアル前は地下1階に菓寮があったのに比べると、明るく開放的、座席間隔も広く、ゆったり座って過ごせます。
かき氷を食べようと思って菓寮にうかがいましたが、他にはどんな甘味があるのだろうと思い、念のためメニューを見てみました。
最初に紹介されていたのは、赤坂店限定の和菓子。お抹茶や煎茶と一緒に菓寮で楽しめます。
そのほか、通年メニューのあんみつやお汁粉などがあります。
かき氷は、毎年5月から9月までの季節限定メニュー。今年も例年通りかき氷のサービスがはじまっています。
かき氷は、抹茶蜜、和三盆蜜に、あずきや白あん、白玉、練乳を組み合わせて好みにに合わせてアレンジすることができます。大きさも小さ目が選べるので、氷の冷たさが苦手な方にも対応されています。
こちらの一番のお薦めは、抹茶蜜。苦味が効いた抹茶の風味が濃い蜜がうれしいもの。もちろん、あずきも美味しいので、抹茶にあずきか白あんを組み合わせるのがベストです。
その他、赤坂店限定のかき氷「氷あんず」もあります。
食べるかき氷の種類を決め、オーダーした後は冷えた麦茶をいただいてかき氷の到着を待ちます。
■ 宇治みぞれ(1,404円)
妻は抹茶もあんも楽しめる「宇治みぞれ」にしました。
富士山型にきれいに盛られたかき氷に抹茶蜜がたっぷりかかっています。氷は細かなパウダー状のもの、ふんわり掻かれているので、口の中ですっと溶ける柔らかな氷です。
白あんが見えないと思ったのですが・・・
白あんは器の底に入っています。少なそうに見えますが、思いのほかたっぷり入っているので、氷の最後まで蜜やあんとともに楽しめます。配分を誤ってしまうと、最後に甘いあんだけが残ってしまうほどたっぷりなので、食べ進む時に底にも留意が必要です。(笑)
普通サイズを選びましたが、蜜もあんも美味しいので、氷の多さが気にならず、完食できました。氷の温度管理も適切なので、体が冷えすぎないのだろうと思います。
■ 氷あんず(1,512円)
夫は好物の「氷あんず」です。煮含めたあんずの酸味と甘みがかき氷にぴったり、さっぱりしたお味のかき氷が楽しめるもの。
かき氷のトップには、果肉をしっかりのこしたあんずジャム、中腹には、あんずのリキュール「甘レット」とあんずを煮たシロップがたっぷりかかり、氷全体がまさに「あんず」。フルーツ好きの夫はうれしそうに完食しました。
かき氷の氷のクオリティは毎年安定的。一見じゃりじゃりのかき氷に見えますが、そのようなことはなく、ふんわりとかかれています。口どけよく、体も冷えず最後まで美味しくいただきました。
ここまで居心地がよいと休日並んでしまうのは致し方ないことかと思いますが、好きな時にふらっときて楽しめる甘味処でしたらよいのにと、ついわがままを言ってしまいそう。毎年必ず伺ってかき氷を楽しみたいと思っています。
虎屋菓寮 赤坂本店
03-3408-4121
東京都港区赤坂4-9-22
虎屋菓寮 赤坂店 (甘味処 / 赤坂見附駅、赤坂駅、永田町駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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