7月に入り、曙橋のパティスリー「ラ・ヴィ・ドゥース」でかき氷が始まったとのFacebookの投稿を見て、7月最初の週末、かき氷を食べに行ってきました。
この週末は全国的に猛暑となり40℃を超えた地域も出たほど、都内も35℃とまさにかき氷日和。
今年は店頭に「氷」の旗が掲げられています。この旗を見ると、かき氷が食べたくなります。
かき氷なら午後に行こうかなと思ったものの、早朝からぐんぐん気温が上昇、このままでは行くまでの間に倒れてしまいそうと、開店時刻の11時目指して伺いました。
店内には、既に予約のお客さんがいらしていて、朝一番から賑わっています。ケースの中には、すべてのケーキが勢揃いした状態、ファンの方なのか、一生懸命ケーキを観賞してから選ぶ方がおられるなど、人気のパティスリーらしい風景。
目に留まったのは、「メロンの宝石箱」、半分に切ったメロンの中にフルーツとライチゼリーが入っているとのこと、15cm程度の大きさがあり、メロンそのものも充分楽しめるデザート、一度食べてみたいと思いました。
さて、お目当てのかき氷は・・・
店内の壁に掲げられたメニューの中にありました。
2024年もラヴィ氷は3種類。内容は2023年と同様、「黒糖マロン」「練乳いちご」「メープルチーズ」、いずれも1,100円。昨今値上がりしているお店が多いので心配していましたが、同じ価格で一安心。
夫婦それぞれ好みのかき氷を決め、レジで注文、支払いを済ませてから窓際の席へ座りました。
店舗奥に座席9つの小さなイートインスペースがあり、店内で販売されているスイーツとコーヒー、紅茶を楽しむことができます。
かき氷は、店内限定の提供です。
席に着くと、「レモネードをサービスしています」と小さな紙コップに入ったレモネードをいただきました。ほんのり甘いもの、とても暑い日でしたので、とても有難く、すぐに飲み干して一息。
ほどなく、作られたものから順にかき氷が運ばれてきました。
■ ラヴィ氷 黒糖マロン(1,100円)
ふんわりと削られた氷の山全体に、黒糖のシロップがかけられ、トップにはマロンクリーム、そしてクランブルと粉砂糖が振りかけられています。
マロンクリームをかけた時に氷が溶けてしまったのか、頭の部分が少しくぼんでいます。
マロンクリームも黒糖シロップもわずかに粘度があり、氷の中にしみこみ過ぎないよう工夫されているように見えます。
マロンクリームが柔らかめ、色合いが濃いため、黒糖に交じってしまいボリュームが感じられませんが、思った以上にたっぷり乗っています。
いただいてみると、マロンのお味が全面に感じられる濃厚さ、黒糖の香ばしい甘さとともにいただくととても美味しいかき氷です。
食べ進んでいくと、氷の中にも黒糖シロップがかかっているのが見えました。甘みのバランスはよく、そして氷の状態がよいので、最後まで氷が溶けにくく、美味しい状態で楽しむことができました。
■ ラヴィ氷 練乳いちご(1,100円)
フルーツ好きの夫は、いちごをチョイス、丸く整形されたかき氷全体にいちごシロップがかかり、トップにはホイップクリームが雲のように乗っています。
ふんわりと削られているひげのある氷です。
ふんわりした食感の生クリームと粉砂糖が美しく、思わず「美味しそう」とつぶやいてしまうほど。生クリームと酸味の効いたいちごが良い組み合わせ、甘すぎずさっぱりと最後まで楽しめるかき氷で夫はとても美味しいと言いながら完食。
味見をさせてもらった妻には少し酸味が気になりましたが、夫はこの位のバランスが好きとのこと。妻は練乳というネーミングから、練乳味を期待しすぎていたのだと思います。
パティスリーのかき氷らしく、マロンクリームも生クリームも上質、氷の状態もよく、うれしい限り。美味しいかき氷で幸せな気持ちになりました。帰り際に店頭に堀江シェフがいらっしゃったので、思わず「今年もかき氷美味しかったです。」とお話してしまいました。
2024年最初のかき氷が美味しく、幸先良いシーズン初めになりました。今年もいろいろなかき氷を楽しめればと思っています。
昨年までの「ラ・ヴィ・ドゥース」のかき氷の様子は、過去の記事で紹介しています。毎年、若干かき氷のデザインやトッピングが変わっています。
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