全日空国際線フライト遅延の補償は2,000円のミールクーポン~2019年4月羽田-北京線

海外散歩

2019年GWに出かけた北京、サンフランシスコ旅行では、最初の羽田から北京のフライトでスケジュール変更に遭遇。最終的には無事出発でき6時間遅れで北京に到着しましたが、その時の対応などを紹介します。

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フライト遅延の状況

フライト当日は、夕方出発のフライトでしたが、昼過ぎには羽田空港に到着、ラウンジで寛いでいました。搭乗予定のフライトのチェクインを自宅で済ませた時も、ラウンジに到着した時もまだ遅延の情報はなく、定刻通りの運行と思っていました。

ラウンジ内でガイドブックを読んだり、現地の情報検索をしている途中、出発時間の変更のアナウンスが入りました。フライトの遅延はちょくちょくあるもの、機材到着の遅れだったり、天候による見合わせだったりと理由は様々ですが、さほど珍しいことではありません。最初は「よくあることだよね」と夫婦ともに気にも留めずにいましたが・・・

なかなか出発時間が決まらないようでしたが、アプリで運行状況を確認していると、3時間遅れになるとの表示がされました。

遅延の理由は、「航空管制指示」のためとのこと。機材遅れでも天候不順でもない遅延ってなんだろうと調べてみると、北京で開催されていた国際会議に出席した各国首脳の帰国便運行の都合で一般旅客機の離発着を制限している様子、どの位の遅延になるのか予想できない状況。今回の旅程は、当日乗継ではなく、北京に宿泊して翌日のフライトに搭乗するので、遅延しても乗り継ぎには問題なしと最初は鷹揚に構えていました。

しかしながら・・・

当日昼過ぎに予定されていた他社の北京便が出発できないままでいることを確認、乗継に問題ないとはいえ、北京では「コンラッド北京」を予約済、ホテル滞在もしっかり楽しみたいと思っていたので、フライト時刻が決まらないことに悶々としてきました。

他社の北京便のフライトの運行はどうかと気になり、ラウンジを一旦退出し、ターミナル内で他社フライトの状況を確認してみることにしました。

ターミナル内のフライトインフォメーションボードを見てみると、私たちが搭乗するフライトよりも早いスケジュールの北京便が出発していないことが分かりました。13:55発だった中国国際航空のフライトが19時時点で出発できていない・・・私たちのフライトは22:15発とさらに遅れることが決まったようです。

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フライト遅延の補償はミールクーポン

念のため、本日フライトが運行されるかどうか確認すべく搭乗口に行き、地上係員の方に状況を尋ねてみると、「北京国際空港に着陸制限がかかっているため、北京へ向かう航空機の出発が制限されている。出発時間が5時間遅れと大幅遅延になるので、ターミナル内で利用できる「ミールクーポン」をお渡しします」と案内がありました。

いただいたのは、ひとり2,000円分のミールクーポン(お食事券)、ターミナル内で利用できる店舗の案内資料も一緒に渡されました。

  • ターミナル内の指定のお店のみで使える(使えないお店があります)
  • 本の購入はできない
  • おつりが出ない

との注意事項が記載されていました。利用できる店舗は、出国後の制限エリア内の他、出国前の国際線ターミナル内にもあり、よりどりみどり。今日の夕食は機内食でと考えていましたが、出発が22時過ぎとなることがわかったので、空港内で夕食をいただくことにしました。

出国前のエリアには、名店の支店などもあって魅力的でしたが、すでに出国してしまっているので、制限エリア内のお店で我慢。(チェックイン時に遅延を知った場合は、出国前に利用できるのでいいですよね。)

使えるお店の中から、フードコートにあった「魚がし日本一」のお寿司を夕食にしました。


にぎり寿司のセットのほか、お好みで握ってもらうこともできます。海鮮丼がありましたので、好みの物をいただきました。1人1,000円程度のものです。


フードコートとはいえ、お寿司屋さんが出店しているだけのことはあり、お寿司屋さんでいただく時と同じ寿司湯飲みで”上がり”が付いてきました。ちょっとしたことで気分よく、美味しくいただけます。


お醤油は、ヒゲタ醤油「本膳」のボトル入り。個包装パックのものより、心なしか美味しく感じられます。


夫は、サーモン親子丼を。サーモンは2種類の部位が使われていて飽きないもの、ネタもよく、美味しい。

妻は、ねぎとろサーモンアボカド丼。脂がのりすぎていて・・・お腹がいっぱいになりました。

フードコートの中なので、期待していなかっただけに、さすがお寿司屋さんというサービス、こだわりが感じられました。

いただいたミールクーポンは2枚でしたので、夕食でミールクーポン1枚を使い、もう一枚はお弁当も扱うショップで北海道銘菓を購入しました。北京・サンフランシスコ旅行なのに北海道の銘菓付き、遅延は想定外でしたが、旅程に影響はなかったので、ちょっとうれしい遅延でした。

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補償遅延の補償について

17時発の予定が出発できたのは23時前、フライトは、結局6時間遅延し、北京についたのは夜中2時、ホテルに到着したのは夜中の3時。1日目は、さすがに疲れました。

今回は無事北京に到着したので、事なきを得ましたが、フライト遅延の補償について、帰国してから改めてANAのホームページ等で確認してみました。

古い情報ではありますが、自社の都合による遅延には飲食物や宿泊など対応してくださることになっています。

国内線の場合は、ホームページに諸費用の負担についてのルールが記載されています。(国際線のルールは見つけられませんでした)

全日空の自社の事情による遅延にはしっかり対応してくださるようですが、天候不順など不可抗力の場合は、払い戻しや変更が無料でできる旨記載はされていますが、補償については一切触れられていません。今回は北京の航空管制の事情によるもので全日空側に非がある事象ではありませんが、ミールクーポンが配られたのは好意的な対応をしてくださったのだと思います。

天候不順では、確かに航空会社側では如何ともしがたいもの、自社事情か不可抗力かというこの考え方の整理に特段違和感はありません。スケジュール遅延の場合は、早めの情報収集と判断が大切、そして、運行できない事情が止むまで辛抱して待つしかないですねこの一件でいろいろと勉強になりました。

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