山梨市の望月農園に桃狩りに出かけた帰り道、JAフルーツ山梨が運営する農産物直売所「JAフルーツ山梨 農産物直売所 八幡店」に立ち寄って帰りました。
朝採れ野菜や果物が並び、地元の方はもちろん、観光客も足繁く通う人気の直売所。新鮮で、しかもお手頃、まさに山梨の“美味しい”が詰まった空間です。
夏限定の目玉商品「はねだし桃」とは?
「はねだし桃」とは、収穫の際に表面に傷がついたり、打ち身があるために正規品として出荷されない訳あり桃、いわゆるアウトレット品。正規の販売ルートには乗らないため、購入は共選所や農産物直売所などに限られます。
見た目はきれいではありませんが、味は問題ないもの、むしろ、完熟で収穫されることが多く、その濃厚な甘さは“知る人ぞ知る”逸品です。おまけに安価に購入できるので、人気があります。
地元の方は、「はねだし桃」の美味しさをよくご存じ、販売時期には、早朝から行列ができます。
行列の並び方が書かれている看板が出ており、この日も長蛇の行列ができていました。数量限定ですので、はねだし桃目当てなら開店前の到着が必須です。
はねだし桃の選び方と値段の仕組み
はねだし桃は、箱入りでの販売、1箱の玉数で価格が決まります。
こちらの直売所の価格は、
玉数 | 価格(税別) |
13玉・15玉 | 2,800円 |
16玉・18玉・20玉 | 2,600円 |
22玉・24玉 | 2,400円 |
25玉~ | 2,200円 |
玉数により、2,200円~2,800円の価格帯、大玉の方がお値段が高くなっています。
売れ行きを見てみると、まず売れるのは「大玉」と「小玉」と両極端。それぞれに熱烈なファンがいるようです。
打ち身ありでも、味はまさに“感動レベル”
私が購入した箱はこちら。
ぱっと見る限りキズがあるようには見えないのですが、よく見ると、多少の打ち身がある桃がいくつか含まれていました。
行列が長く、先に並んでいたお客さんがどんどん購入していくので、徐々に桃が少なくなっていき、順番が来た時に残っていた中で一番玉数が少なかったのは16個入り。即断で箱を決めて購入しました。
その日の夜、洗った後、1時間ほど冷蔵庫で冷やしてからいただきました。
一口いただいてみると・・・果肉のなめらかさ、果汁のあふれるジューシーさ、そして甘さの深み。これまで食べた桃の中でも群を抜く美味しさで、まさに“感動レベル”。「訳あり」の概念がくつがえされる体験でした。
まとめ|桃狩りよりおすすめ?購入して楽しむ贅沢な食べ方
桃狩りも楽しいですが、短時間で多くは食べられないもの。それならば、美味しさのピークを迎えた桃をお得に購入して、自宅で冷やして、好きなタイミングでじっくり楽しむ・・・それが“ベストな桃の楽しみ方”ではないかと思いました。
春日居の桃は、日本を代表する最高級品質の桃の産地として有名な場所、正規品は1個1,000円以上しますので、はねだし桃は破格の安さ。7月~8月にかけての桃のシーズンにぜひとも購入してみることをお薦めしたい商品でした。
【アクセス情報】JAフルーツ山梨 八幡店への行き方
住所:〒405‑0041 山梨県山梨市北239
電話番号:0553‑23‑3914
営業時間:9:00~17:00
定休日:第2火曜(10月~4月)と年末年始
駐車場:あり
これまでに出かけた山梨県の桃狩り農園の様子は、過去のブログ記事で紹介しています。6-9月の時期により食べられる品種が何かも紹介しています。
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