6月梅雨入りから暑さが続く東京、池袋に出かけた折、「タカセ」の喫茶でかき氷をいただいてきましたので紹介します。
池袋の老舗「タカセ」とは?駅前で愛され続ける名店
池袋駅東口のすぐ目の前。大きな「タカセ」の看板が目に入ったことのある方も多いのではないでしょうか。
創業は大正9年という、100年近い歴史を誇る老舗洋菓子ベーカリー「タカセ」は、パンやケーキの販売だけでなく、池袋本店には、喫茶、レストランがあり、今もなお多くの人に親しまれています。
地元の人はもちろん、旅行やショッピングで池袋に訪れた方のちょっとした休憩にもぴったりなスポットです。
喫茶室は落ち着いた雰囲気
タカセの喫茶室は、ビルの2階にあります。1階の洋菓子ベーカリー店舗とはまた異なる雰囲気、どこか昭和の喫茶文化を思わせるような静かな空間。
店頭に見本があるのも懐かしさを誘います。
西武池袋本店が真正面に見える窓際席は、まさに“池袋駅前の特等席”。都会の喧騒を少しだけ離れて、ゆったりと過ごせる場所です。ベーカリー併設の喫茶室ならではの魅力もあり、パンやケーキも併せて楽しめます。
3. 夏限定の宇治金時かき氷を実食|がりがり氷とたっぷり小豆が絶品
夏になると、喫茶室のメニューに登場するのがかき氷。
イチゴやメロンの蜜のシンプルなかき氷が550円~と今どき信じられないお値段、自家製シロップの宇治や生イチゴなどのメニューもあるほか、アイスクリームをトッピングしたフラッベもあるなど種類は豊富。
中でもおすすめなのが自家製の抹茶蜜と小豆を乗せた「宇治あずき」、いわゆる宇治金時です。
オーダーするとキッチンから氷を削る音が聞こえてきて・・・ほどなくお待ちかねのかき氷が運ばれてきました。
氷は最近流行りのふわふわ系ではなく、昔ながらのがりがりとしたタイプ。スプーンを入れると、心地よい抵抗感があり、どこか懐かしさを覚えます。
そして驚くのは、たっぷりとかけられた自家製の小豆。氷が見えなくなるほど惜しみなく盛られ、宇治抹茶の香り高い蜜との相性も抜群です。
小豆は器の底にもたっぷり。最後に蜜が足りなくなるといった心配はありません。練乳の追加も50円でできるので、甘さをプラスしたい方にもぴったり。
冷房の効いた静かな喫茶室で、このかき氷を食べていると、まるで夏休みに戻ったかのような気分になります。
最近は、口どけが命のふわふわ氷や、専門店の贅沢なトッピングが人気ですが、タカセのかき氷はまったく違うベクトルの魅力を持っています。
がりがりとした食感、抹茶と小豆のシンプルな味、そして喫茶室の落ち着いた雰囲気。この組み合わせが、かえって新鮮で、心に残る味わいを作り出しています。
宇治金時以外のメニューや喫茶の楽しみ方
また、喫茶メニューには、サンドイッチやピザトーストなどの軽食があり、どれも安心できる“定番の美味しさ”が揃っています。
さらに洋菓子店自慢のケーキセットなどもあります。
中でも女性に人気なのが、「レディースセット」。サンドイッチやサラダ、ケーキにドリンクがついた、お得でボリュームも程よいセットで、ランチにもカフェタイムにもぴったりです。
“甘いものも食べたいけれど、少ししっかり食べたい”という気分のときにぴったりな、バランスの取れた内容。パンの美味しさに定評のあるベーカリー併設だからこそ、サンドイッチの満足度も高めです。
最上階のレストランでは、洋食メニューも充実。ナポリタンやハンバーグなど、これまた懐かしい洋食メニューが楽しめますので、お食事利用もおすすめです。
喫茶でかき氷を楽しみ、帰りに1階のベーカリーでパンをお土産に買って帰る、というのもタカセならではの楽しみ方です。
まとめ|池袋駅前で、ほっとひと息つける夏の涼スポット
池袋駅の目の前という好立地にありながら、昔ながらの喫茶空間で静かな時間を過ごせる「タカセ」
その中でも夏の季節限定で登場する「宇治金時かき氷」は、がりがりとした氷、小豆たっぷりの贅沢感、そして懐かしさが魅力です。
池袋で少し涼みたいとき、にぎやかなカフェよりも落ち着いた空間を求めているとき。そんなときにぜひ立ち寄ってみてほしい、夏のおすすめスポットです。
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