予約キャンセル後の欠航でも払戻の可能性あり~ユナイテッド航空の新型コロナウィルス特別対応で旅程変更規定の変更あり

計画つくり

2020年の航空券の予約をお持ちの方は航空会社各社のキャンセルや変更手続きについて情報収集されているところと思います。わが家でもゴールデンウイークにユナイテッド航空で北米への旅行を予定していましたが、各国の渡航規制の状況を考えると海外旅行は不可能な状態、航空券のキャンセルや日程変更を検討していました。

そうはいっても、一縷の望みをつなぎながらユナイテッド航空のホームページなどで情報収集や各国の対応を確認してきましたが、いつならば渡航できるのか変更後の日程が決めにくいことから、いったん航空券はキャンセルすることに決め、先日ホームページからキャンセル手続きを行いました。

キャンセルした航空券の代金は、返金ではなく12か月間有効の「トラベルクレジット」として返金され、12か月経過後使用しなかった場合はその時点で払戻が受けられるという対応でしたが、その後、運営を変更したと旨、メールで連絡がありました。

変更された点は、

  1. 次の旅行予約に使える「トラベルクレジット」の有効期間が12か月から24か月に延長
  2. 予約変更手数料は無料
  3. キャンセル済フライトが欠航となった場合は、「トラベルクレジット」の払戻が可能に

というもの。1.の期間延長は、いずれにしてもユナイテッド航空のフライトに搭乗しないと夫のミリオンマイラーの達成ができないため、いつかは搭乗することになるので、延長されてもされなくとも、特に問題はありませんが、注目は3.の扱いが追加されたこと。

もともと、欠航が決定すれば、無条件で航空券の払い戻しが受けられますが、欠航が決まる前にいったんキャンセルしてしまうと、将来の航空券購入に利用できる「トラベルクレジット」でしか返金されないのが今回のコロナウィルスにかかる特別対応のルールでした。「トラベルクレジット」での払い戻しは、今後もユナイテッド航空を利用する人には特段問題がありませんが、海外旅行の取りやめで今後利用しない可能性が高い方にとっては、実際の払い戻しがされるまで時間がかかってしまうため、非常に不便だったと思います。

3.の扱いが行われることで、キャンセルにより「トラベルクレジット」で返金を受けた方でも、キャンセル後に欠航が決まれば、直後に払い戻し手続きがとれるという点で、利用頻度が少ない人にとって、画期的な対応だと思います。

ただし、メール本文には、

If your original flight was significantly impacted by a United schedule change, you may be eligible for a refund in lieu of the credit. If you’re interested in exploring this option, please visit united.com/refunds.

と記載があります。

ユナイテッド航空側のスケジュール変更で「significantly impacted」があったことが必要で、どんなスケジュール変更が本件に該当するのかはっきりせず、そして、詳細は、ユナイテッド航空のホームページで確認するよう説明されているので、返金には条件がある可能性があります。

わが家で予約していたフライトは、すでにキャンセルされているものの、別ルートならば目的地まで運行されているため、予約変更はできる状況、返金手続きが可能かは、ホームページからは判別できず、1Kサービスデスクで確認する予定です。(出発までまだ日数があるため、近くなってからの問い合わせをするつもり、結果がわかりましたら、更新します。)

なお、「トラベルクレジット」の期間延長は自動的に行われるので、顧客側での申し込みなどの対応は不要ですが、キャンセル後の欠航決定で「トラベルクレジット」の払い戻しを受ける場合にはホームページからの手続きをしないと実際に返金さませんので注意が必要です。

ユナイテッド航空から日本路線の運休期間を5月20日まで延長する旨発表されていますので、旅程の変更やキャンセルを検討している方が多いと思います。随時情報が更新されていますので、最新情報はユナイテッド航空のホームページなどでご確認をお勧めします。

4月7日時点の発表では、5月20日までの間、日本発着で運航されるのは、成田-サンフランシスコと成田-グアムの2路線のみのようです。以下のサイトに情報が掲載されています。

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