9月に入り2024年栗のシーズンが始まりました。
例年9月上旬から小布施界隈では新栗を使った和菓子が出始めます。小布施堂でこの時期だけ味わえる「栗の点心 朱雀」もこの時期ならはのもの、
2024年は9月7日(土)が今シーズンの栗を初めて味わえる「朱雀開き」、今年の栗の出来もわかります。
小布施周辺の栗畑は9月に収穫が始まりましたが、まだ青々とした栗の木も多い状態、栗のシーズンはまさにこれからです。
小布施堂の9月の生菓子は、「栗」。「栗あん栗鹿ノ子」や栗を黄身しぐれで包んだ「満月」など栗を使った和菓子が並びます。
中でも小布施でしか味わえない生菓子が「雁の山」です。
■ 雁の山
北海道で獲れた大納言小豆のあんを栗の裏ごしで包んだ和菓子、あんの形が小布施にある「雁田山」であることから「雁の山」と名付けられたものです。
黒文字を入れるとホロっと栗が崩れそうになる繊細なもの、少しだけしっとりしています。味わいはまさに栗!栗の香りを感じます。あんの甘みと栗の風味がよく、栗をいただいたと思える和菓子です。
栗の下ごしらえの大変さを考えると、美味しい部分だけをくちどけよくいただけるのはとても贅沢なこと。美味しい栗がいただけるのは小布施ならではの楽しみと思います。
栗の季節はこれから。今年も小布施で「朱雀」をいただく予定、今年の栗の味わいは追ってブログ記事にアップします。
今年も美味しい栗に出会えますように。
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