2026年度ANAダイヤモンドサービスメンバー向け「選択式特典」の申込が19日から始まりました。毎年のことではあるものの、いざ選択のタイミングを迎えると、これを選ぶのが正解なのだろうかと迷い始めます。
特に今回は、長く提供されてきたアップグレードポイントが2026年で終了する節目の年。公式に発表されている内容を踏まえつつ、現実的な選び方考えました。
2026年度の特典内容は前年と同じ
今年の選択肢を見ると、昨年と同じ。新たなサービスはなく、新鮮味はありません。
2 アップグレードコース
3 IHG・ANA・ホテルズグループ宿泊・お食事コース
4 機内・空港お買い物コース
5 「ANA SUITE LOUNGE」ご利用券 +ANA SKY コインコース
6 ANAトラベラーズホテル+ANA SKY コインコース
7 上質なレストラン+ANA SKY コインコース
8 ギフトセレクション+ANA SKY コインコース
9 A-styleお買い物+ANA SKY コインコース
10 生物多様性保全コース①(沖縄・恩納村サンゴ保全活動への寄付)
11 生物多様性保全コース②(希少猛禽類保護活動への寄付)
2026年もANAで航空券を購入することは間違いがないので、迷ったときには、「ANA SKY コインコース」になるのですが、遠距離路線をアップグレード可能な運賃で利用するならば、ファーストクラス利用を狙って「アップグレードコース」にしておくのも手。
得られるサービスの価値を考えると、圧倒的に「アップグレードコース」がお得。
2026年1月下旬の羽田-ニューヨーク線のアップグレード可能なビジネスクラス航空券とファーストクラス航空券の価格を調べてみると
■ ファーストクラス
■ビジネスクラス(アップグレード可能運賃)
往復運賃で比較すると、ファーストクラスは177万円に対し、ビジネスクラスが107万円と70万円の差。片道分で35万円です。ビジネスからファーストへのアップグレードに必要なポイント数は片道20ポイント、国内線のプレミアムクラスへのアップグレード5回分に相当しますので、国際線のファーストへのアップグレードに使うのが最もお得感があります。
ただ、アップグレード可能な運賃は、アップグレード不可の運賃と比較すると、数万円の差があり、相応に高いのがネック。さらにアップグレード可能運賃の航空券を購入しても、空席状況や同じフライトでアップグレードを狙っている顧客の数により、アップグレードが保証されているわけでありません。不確定要素が多数ある中で使えなかったとするととてももったいない気持ちになります。
それゆえ、特典選びの軸は「お得かどうか」よりも、「確実に使えるか」「使い切れるか」に集約されると感じています。
アップグレードポイントは2026年で終了
今回の特典選択で考慮すべきことは、アップグレードポイントが2026年でサービス終了となること。現時点では、サービス終了の案内とともに、マイルでのアップグレードに移行するとの案内が出ていますが、アップグレードに代わる新たなサービスなどの情報はなく、単にダイヤモンド会員のメリットが減少しただけになるかもしれません。
アップグレード特典は、スイートラウンジの利用とともにダイヤモンド会員を目指す大きなメリットと感じる特典であり、アップグレードポイントのサービスがなくなるならば、ダイヤモンド会員ステータスを維持する必要はないと考える方も出てくると思います。

正直なところ、アップグレードポイントは使いにくい
実際に利用してきた立場から見ると、アップグレードポイントは「使えればありがたいが、狙って使うのは難しい」特典。アップグレード対象運賃の航空券を購入していても、フライトごとにアップグレード枠が限られており、希望通りに使えないケースが少なくありません。
そもそもファーストクラスのある3クラス制の就航地が少なく、最近は搭乗するチャンスも少なくなってきました。結果として私の場合、プライベートではなく、主に出張時のアップグレードに充てて消化する使い方に落ち着いていました。

アップグレードできたときにうれしいのは、食事のサービス。
国内線では、羽田-伊丹の短距離であってもプレミアムクラスでは食事のサービスがあります。

幹線ではないため、紙箱入りのお弁当タイプ、復路のお弁当は、持ち帰ってその日の夜の夫の夕食になったりしています。

早朝の福岡線では、機内で朝食をいただけるのはありあがたいサービス。

帰りにも温かいお料理の夕食が食べられるのも、帰宅してからが楽で助かっていて、アップグレードポイントのおかげと感謝しています。
ポイントよりもANA SKYコインという選択
こうした背景から、我が家では、ップグレードポイントよりもANA SKYコインを毎年選んでいます。航空券代に充当できるなど、使い道が明確で汎用性が高い点は大きな魅力です。
ANA SKYコインコースを選択するといただけるコインは6万円相当+アップグレード4ポイント、または、8万円相当のいずれか。アップグレードポイント4ポイント分は、国内線で利用するとした場合、アップグレードの費用が最も高い羽田-那覇線でも1.5万円相当の価値と考えると、アップグレードポイント分もANA SKYコイン2万円にしておくのが得策と判断しています。
選択式特典でいただいたコインは毎年使い残すことはなく、それ以上の金額の航空券をANAのサイトから直接購入しています。「確実に使える」という安心感は、選択式特典において重要な判断材料だと感じています。
ネームタグの使用価値は?
ネームタグは記念品としての価値はありますが、我が家では、実際に使う場面はほとんどありません。そのため夫婦揃って毎年、迷わずANA SKYコイン1,000コインを選択しています。

写真を見ると、重厚感があって素敵なタグ、実際に搭乗前の行列に並んでいるときに、このタグをつけている方をよく見かけますので、欲しい方には欲しいお品。以前もらっていたプラスティックの会員カードと同様、歴代のコレクションとして手元に残して、旅の思い出を振り返るのもよいかもしれません。

タグは名前入りというのが選択しにくい点。名前が見えてしまうのは避けたいですし、手荷物につけて、自分がダイヤモンドであることを示すこともあまり好きではありません。名前が入っているとオークションでお譲りするのも気が引けます。(とはいうものの、毎年、出品されているお品を見かけます。個人情報保護の観点で結構気にしてしまいますが、日本に多く存在する苗字の方でしたら特定されることは少ないかもしれません)
他のダイヤモンド会員は何を選んでいる?
実用性を重視すると、「ANA SKYコイン」を選ぶダイヤモンド会員の方も多いのではないかと、勝手ながら推測していますが、他のダイヤモンド会員の方々がどの特典を選んでいるのかは、毎年気になるところ。搭乗頻度や利用する路線の違い、利用目的によって最適解は異なるからこそ、その選択理由も知りたくなります。
選択式特典に「絶対的な正解」はありません。自身のライフスタイルや利用実態に合い、確実に使い切れる特典を選ぶことが何より重要だと理解しています。
アップグレードポイントが最後となる2026年度。普通にいただけるアップグレードポイントを保有して、様子を見ながら使っていければと思います。

2020年からの搭乗の状況や費用は以前のブログ記事で紹介しています。







コメント