香港の冬の風物詩、土鍋の炊き込みご飯「煲仔飯」を東京で~粤港美食(神保町)

ランチ

神保町のスタイルズケイクスに行った折、新しい中華料理店がオープンしているのを見つけました。その名も「粤港美食」。

香港料理のお店?と興味を持ってお店の様子を見てみると、店頭に土鍋の炊き込みご飯「煲仔飯」の写真。自宅に帰ってから食べログなどで出かけた方のコメント読んでみると、現地に近いお料理がいただけるお店とわかり、翌週末のランチで出かけました。

お店のホームページを見ると、神保町に2店舗あり、スタイルズケイクスの近くにあるのは最近オープンした2号店。どちらに行こうか迷ったのですが、最初にオープンしたお店に行ってみました。

店内に入ると「予約していますか?」と聞かれ、予約がない旨伝えると、2人掛けテーブルに案内されました。

店内を見渡してみると、あちらこちらに「予約席」のプレートが置かれており、予約のお客さんが大半の様子。早い時間で空いていたので、予約なしでも入店できたのだと分かりました。

後から入店してくるお客さんは予約の方ばかり。そして、スタッフとの会話が広東語と、香港の方が多い様子。

席に座った後、メニューを見ながら注文です。平日のランチタイムは、ランチメニューがあるようですが、週末は終日グランドメニューからの注文のみ。ご飯もの、麺、野菜、肉と香港らしいメニューが並んでいます。

今日の目的は「煲仔飯」。夫婦揃って同じものにするのはもったいないと、夫はチャーハンメニューから物色。

妻は「煲仔飯」、4種類の具材があるようで、迷います・・・

夫は、XO醤のチャーハンが気になったようで、チャーハンをオーダー。

妻は、干し魚とひき肉の炊き込みご飯を選択しました。

■ XO醤牛肉炒飯(XO醤の旨味牛肉チャーハン)(1,045円)

最初にチャーハンが運ばれてきました。XO醤のイメージは赤色ですが、チャーハン全体が醤油色、細切れの牛肉と卵の黄色が見えます。

いただいてみると「辛い!」唐辛子の辛みが効いたお味、日本米は少ししっとりとした炊き上がり、粗めの牛肉のひき肉が美味しく、辛みは良いアクセントになっています。

お腹が空いていたこともあり、夫婦であっという間に完食してしまいました。

■ 塩干魚ハンバーグ土鍋ご飯(鹹魚肉餅煲仔飯)(1,520円)

炒飯を食べ終えてしばらくしたところで、煲仔飯も運ばれてきました。生米から炊きあげるので20分程度かかると案内されていましたが、やはり時間がかかりました。

土鍋の蓋を開けると、蒸気がふわっと立ち上りました。こちらのご飯は、長粒米。特有のお米の香りがします。土鍋の鍋肌にわずかにおこげができる炊き上がり、甘い醤油の味が干魚の塩味と相まって美味しいご飯です。

鍋肌のご飯をしばらくそのまま置いて、パリパリに焼き上げ、香ばしいご飯と肉のうまみを味わうと香港でいただく土鍋ご飯を思い出しました。2人分との表示がありましたが、美味しいのもあって2人では物足りないと感じてしまうほど。日本で煲仔飯が食べられるとは思ってもいなかったのでとてもうれしいランチになりました。

夫婦が冬に香港に出かけると必ず行ってしまう煲仔飯の「永合成」はブログで紹介しています↓

 

「粤港美食」のメニューには、海老雲吞など懐かしい香港メニューが満載、腸粉など点心メニューもいろいろありましたので、再訪して試してみたいと思っています。

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