オリンピック国立公園は、シアトルから車で約3時間半。ワシントン州西部にあり、湖・山・原生林・海岸線と多彩な自然を誇る世界遺産です。
2025年8月の旅行では、3日間かけて公園を巡りました。
国立公園内の見どころスポットは多数、すべて回るには1週間以上は必要なくらいの大きさ。今回の旅行では3日間で主な見どころをめぐるプランニングをしました。
1日目は、透明度が高く青く澄んで美しい「クレッセント湖」と、森の奥に流れる「メリーミア滝」に行き、写真では伝えきれないほどの絶景に出会えました。
クレッセント湖(Lake Crescent)の透明度に感動
最初に向かったのは、ポートエンジェルスから30分ほどの場所にあるクレッセント湖。氷河によって生まれた深い湖で、最大水深は約190m。驚くほど透明度が高く、太陽の光を受けて深い青色に輝く景色が眺められます。
水辺に行ってみると、透明度の高さに驚きます。太陽の角度と水深により湖の色はエメラルドからディープブルーに変わり、とても美しい風景です。
湖畔沿いにはストームキング・レンジャーステーションの駐車場があり、こちらに駐車できます。
湖畔沿いには短い散策路があり、10〜15分ほど歩くだけで水辺の静かな景色を楽しめます。ベンチに腰掛けてピクニックをする人や、カヌーで湖に漕ぎ出す人も多く、思い思いの時間を過ごせる場所でした。
メリーミア滝(Marymere Falls)へのトレイル
クレッセント湖のすぐ近くから始まるメリーミア滝トレイル。駐車は同じくストームキング・レンジャーステーションの駐車場を利用します。
所定の駐車場がいっぱいになると、道路わきにある駐車可能スペースに駐車も可能、この日は到着したのが12時半ごろ、すでに多くのお客さんが駐車していて、空きを見つけるのに周囲を1周しました。
昼くらいになると早朝からのお客さんが帰り始めるので、入れ替わりもあり、ピークシーズンでなければさほど待たずに駐車できると思います。
駐車場の近くには案内版も出ています。
ここから滝の入口までは歩いてすぐ、トレイル自体は片道約1.6km、往復で40〜60分ほどのコースです。
ピクニックエリアもありましたので、トレイルに行く前にランチの時間に。
周辺にはこのようなベンチが複数あり、お弁当を楽しむことできます。
この日のランチは、スーパーマーケットで購入した「ターキー&チーズラップ」とバナナ、オレンジ、涼しい風が抜ける森の中でいただくランチは格別!
おなかを満たした後は、トレッキングです。
トレッキングルートの入口ほか、あちらこちらに看板が出ています。
最初は湖畔に沿ってトレイルがあります。
さらに進むと、森の中を緩やかに進む道が続きます。シダや大木が生い茂り、空気はしっとりと湿り気を帯びています。途中、大木が倒れている個所があったりと、自然そのままのトレイルです。
森の中を進むと、樹齢どのくらいだろうかと思うほどの巨木があったりします。
さらに進むと、小川のせせらぎが聞こえてきました。トレイルには木製の橋があり、水辺を通るのは心地よいひとときです。
河原には水遊びを楽しむファミリーも見えます。
やがて道が少しずつ上り坂になり、階段を昇っていくと、木々の隙間から水音が大きくなってきます。
トレイルの終点に近づくと、目の前に高さ約27mの「メリーミア滝」が現れました。
滝の前には展望デッキが設けられており、水しぶきを浴びながら写真を撮ることができます。夏でもひんやりとした空気に包まれ、爽快感いっぱいのスポットでした。
トレッキングルートには、丸太1本の細い橋もあり、ちょっとしたスリルもあります。ちなみにこの橋には、両側に手すりがありますので、心配不要、落ちることはありません。
往復で1.5マイルほどのトレイル、滝の近くで若干のアップダウンがありますが、非常に整備されていて歩きやすいルート、初心者でも問題なく、靴も本格的なトレッキングシューズでなくとも問題がない平坦なトレイルでした。
散策の目安時間
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クレッセント湖散策:湖畔を歩いて写真撮影 → 約30分
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メリーミア滝トレイル:往復+撮影時間を含めて → 約1時間強
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合計:約2時間あれば十分
我が家は、12時半ごろ到着し、駐車場を探して駐車、湖畔を歩いて写真撮影後、ピクニックエリアで持参のランチ。ランチの後はトレッキングへ出かけ、駐車場に戻ったのは14時半ごろでした。
駐車場はクレッセント湖とメリーミア滝で共通なので、移動の手間が少なくスムーズに巡れます。午前または午後両方のポイントをまとめて見学して、別のスポットへ移動などのプランニングもできるものと思います。
1日目を振り返って
クレッセント湖の静かな青さと、メリーミア滝の迫力ある流れ。対照的な自然の魅力を一度に味わえた1日目は、旅のスタートにふさわしい充実感でした。
「行ってよかった」と心から感じられる景色で、訪れて本当によかったと思いました。
翌日は、公園の山岳エリア「ハリケーンリッジ」へ。次回の記事で紹介します。
2025年8月シアトル旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓
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