長野・小布施は、新栗の提供を告げる秋の「朱雀」シーズンになると全国から栗スイーツファンが集まる人気の町。そのシーズンを迎える少し前に出かけ、栗の魅力を先取りする贅沢な旅を楽しみました。
宿泊先は、小布施堂が運営する趣ある宿「桝一客殿」。この宿に泊まったことで、予約困難な小布施堂「えんとつ」で提供されている「モンブラン朱雀」をスムーズに味わうことができました。
「モンブラン朱雀」の予約方法と難易度
「えんとつ」で提供される「モンブラン朱雀」は、宿泊者以外でも食べられますが、「えんとつ」は予約ができないお店。当日の朝、開店30分までから店舗前に出る予約リストに名前を記入する必要があり、人気ゆえに早い時間で受付終了となることもしばしば。特に観光客や週末は競争率が高く、確保が難しいのが現状です。
一方で、桝一客殿の宿泊者は、フロントスタッフに依頼するだけで予約が可能。当日の行列や受付時間を気にせずに、確実に席と時間を押さえられるのが大きなメリットです。
贅沢な一皿|2,000円で飲み物付き
私がいただいた「モンブラン朱雀」は、飲み物付きで2,000円、コーヒーや紅茶など好みのドリンクを選び、落ち着いた店内でゆっくりと堪能できます。
案内された2階の席からは、立派な松の木が見えました。庭の緑は額縁で切り取られた絵画のようです。
飲み物のオーダーを終えると、ほどなく、「モンブラン朱雀」が運ばれてきました。
手前のソースはフランボアーズとショコラ。酸味の効いたフランボアーズは、モンブランの甘さをリセットしながらいただけるもの。
余計な甘みを加えず、栗本来の風味をまるごと感じられるもの、栗あんはなめらかな口当たり、口に含むとほろりとほどけて溶けていきます。
中にナッツ入りのセミフレッドが入っていて、ひんやり&カリッとした食感が◎、出来立てならではのお味を堪能しました。
一緒にオーダーした飲み物は紅茶、牛乳を添えていただき、ミルクティで。
ポットサービスで2杯分ほど、たっぷりといただけるのもよい点、美味しい栗を紅茶とともにゆったりと味わえました。
栗の香りとともに過ごす特別な時間
旅の記憶は、景色や宿だけでなく、その土地でしか出会えない味にも刻まれます。
「えんとつ」の「モンブラン朱雀」は、小布施堂の小布施でしかいただくことのできない逸品。
東京でも伊勢丹や三越などでも「朱雀モンブラン」を購入することができますが、小布施「えんとつ」で提供されている「モンブラン朱雀」とは中身に違いがある別のスイーツ。作り立てのモンブランをいただけるのは小布施の地に足を運んでこそ味わえるもの。
「桝一客殿」に宿泊したメリットを活かし、ゆったりと味わえた時間は、旅のハイライトとなりました。
「モンブラン朱雀」と「朱雀モンブラン」の違いは小布施堂のホームページに開設がありますので、参考になさってください。
栗の点心朱雀について
小布施堂本店では秋の風物詩「栗の点心 朱雀」が毎年9月から提供されます。2025年は9月10日(水)~10月16日(木)まで。
今年は朱雀の季節に小布施に行けないのが残念。来年以降訪問できればと思っています。
過去にいただいた朱雀の様子は、ブログ記事で紹介しています。
まとめ
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モンブラン朱雀は宿泊者以外も注文可能だが、当日予約リスト記入が必要で競争率が高い
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桝一客殿宿泊者は、スタッフに依頼するだけで事前予約可能
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2,000円で飲み物付き、栗の香りと軽やかな口溶けが魅力
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小布施旅行のスケジュールに無理なく組み込めるのも宿泊者予約のメリット
アクセス情報
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店名:Entotsu(えんとつ)
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住所:長野県上高井郡小布施町808 小布施堂本店内
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営業時間:11:00〜17:00
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定休日:不定休(季節により営業日、営業時間が変わるので公式サイト要確認)
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