シドニー到着の翌日は、あいにくの雨模様。青空に映えるオペラハウスやハーバーブリッジを楽しむ予定でしたが、空はどんより。気持ちを切り替えて、屋内で楽しめる観光スポット「オーストラリア博物館」と「セントメアリー大聖堂」に出かけました。
予定外でしたが、行ってみると思った以上に見ごたえがある場所でしたので、ご紹介します。
オーストラリア博物館
ハイドパークの南側、中心部から近い場所にありますので、歩いて出かけられます。
博物館は7フロアあり、見ごたえのある展示物があります。
オーストラリア博物館の中でも、ひときわ目を引くのが巨大な骨格標本。象の骨格はその迫力ある大きさに思わず足を止めました。
もうひとつ見逃せないのが、オーストラリア固有の動物たちのはく製展示。生息環境ごとにゾーンが分かれており、それぞれの動物たちが、まるで今そこに生きているかのようなリアルな姿で展示されています。
ワラビーは生きているような姿、今にもとびかかってきそうなくらい、動物園で本物を見るよりももっと詳しく観察できると思いました。
シマウマにキリンと、「ここは動物園か?」と思うくらい、様々な種類の動物はく製がありました。
雨の日だったこともあり、館内は子供たちで大盛況の状況。恐竜や動物の骨格やはく製を目を輝かせてみている姿を見るのもよいもの、ここまで見ごたえがある博物館とは思ってもいませんでした。
博物館の上層階からはシドニー中心部が一望できます。空は暑い雲に覆われていましたが、雲の合間から光が差し始め、雨も上がりそうでした。
セントメアリー大聖堂
雨の上がった瞬間を狙って、オーストラリア博物館から見えたセントメアリー大聖堂に行ってみました。
外観はヨーロッパを思わせるゴシック建築のもの、雨に濡れた石畳とゴシック様式の重厚な建築が、どこか幻想的な雰囲気を醸し出していました。
長い中央通路と高い天井、思わず足を止めて天井を見上げたくなるほどのスケール感。聖堂の中には、熱心にお祈りする方がおられました。
雨に濡れた外の光が差し込むステンドグラスは、まるで絵画のような美しさ。細かい図柄に豪華さを感じました。
子供を抱いた聖母像は色合いの美しさに目を惹かれます。子をいとおしく見るまなざしにひきこまれてしまいました。
雨の日は観光客の数もやや少なく、静かな時間が流れます。大聖堂内に座り、ゆっくりとステンドグラスや祭壇を眺めていると、都会の喧騒を忘れて心が整っていくように感じました。
シティホール
午後を過ぎると雨があがり、太陽が顔をのぞかせました。やっとウォーキングができるようになったので、シティホール周辺に出かけ、お土産の買うことにしました。
スーパーマーケットに行き、選んだのはオーストラリアのお菓子。数年前に比べるとお値段が1.5倍くらいに上昇しているようでした。
TimTamの本場らしく、様々なフレーバーがあって、どれがよいか迷ってしまいました。
朝起きたときに雨が降っていることに気が付き「今日はどこに行こうか?」と夫婦で悩みましたが、行ってみると楽しいところばかり。雨の日でも楽しめるスポットがあるのは想定外、思わぬ経験をしてよかったと思っています。
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