【2025年8月シアトル旅行】(オリンピック国立公園3日目)ホー・レインフォレストとルビービーチへ

シアトル

シアトル旅行3日目は、オリンピック国立公園の中でも特に人気の高い ホー・レインフォレスト(Hoh Rain Forest) と ルビービーチ(Ruby Beach) を訪れました。

苔むした神秘的な森と、太平洋岸のダイナミックな海景。まるで別世界のような大自然を一度に体験できる、忘れられない一日となりました。

滞在していたポートエンジェルスからホーレインフォレストまでは車で2時間から2時間半ほどの距離、朝ポートエンジェルスを出る時のお天気は曇り、レインフォレストの天気が心配。

ドライブの途中では、真っ白い霧に囲まれる場所があり・・・

国立公園のゲート付近に来た時には、日が差し込みお天気も回復。ゲートでは、すでに支払い済の記録を見せ、そのまま通過しました。

ホー・レインフォレストで神秘の森を歩く

ホー・レインフォレストは、世界遺産にも登録されている温帯雨林で、オリンピック国立公園を代表するスポットのひとつです。

ビジターセンター横の駐車場に車を停めました。午前中の早い時間ということもあり、駐車場は空きあり、先にビジターセンターへ。

ビジターセンター内では、コースの見どころやルートの案内などがあり、情報収集ができます。また、レンジャーによる解説ツアー(無料)もあり、その申し込みもできます。

代表的なトレイルは2つ。

  • ホール・オブ・モス・トレイル(Hall of Mosses Trail)
    全長約1.2km、所要時間30〜45分。苔むした森をぐるりと回れる短めのルートで、初めて訪れる方におすすめです。
  • スプルース・ネイチャー・トレイル(Spruce Nature Trail)
    全長約1.6km、所要時間45〜60分。ホー川沿いを歩けるトレイルで、シダの群生や水辺の景観が楽しめます。

どちらも歩きやすいループコースで、初心者でも安心です。苔むす枝や、何百年も生きるスプルースの巨木は圧巻で、歩くたびに新しい景色が広がります。

2つのコースの中からお手軽なホール・オブ・モッセズ・トレイルに行ってみることにしました。

トレイルのいたるところに案内標識がありますので、標識に従って進めば迷うことはありません。

トレイルは整備された道、多少のアップダウンがありますが、本格的なトレッキングシューズでなくとも問題ありません。

苔に覆われた巨木が並ぶ森の中へと足を踏み入れると、空気が一気にひんやりと変わり、静寂に包まれます。

ルート内は自然のまま、巨木が倒れている場所をくぐりぬけて進みます。

木々の間から差し込む柔らかな光が苔を照らし出し、幻想的な雰囲気。

巨木の枝からは分厚い苔が垂れ下がり、シダ植物が足元を覆い、空気全体がしっとりと湿った静けさに包まれていました。

1時間ほどかけて立ち止まって風景を楽しみ流れる風を感じながらゆったりと歩きました。鳥の声と川のせせらぎをBGMに、日常では味わえない自然の静寂を満喫。雨林特有の湿潤な空気は、夏でも涼しく快適でした。

散策の後は、ピクニックエリアでランチタイムにしました。駐車場の脇のスペースにはテーブルセットがあります。

森の中に空きテーブルを見つけ、ここでランチタイムにしました。

太平洋岸の絶景、ルビービーチへ

レインフォレストの散策とランチの後、次に向かったのはオリンピック国立公園の西側に位置する ルビービーチ です。ホーレインフォレストからUS-101を進み約1時間で到着します。

ここでは岩が点在する荒々しい海岸線と、広々とした砂浜が広がり、森の中とは全く異なるダイナミックな景観を堪能できます。

駐車場は崖上にあり、ビーチまでは5分ほど。

駐車場の脇にはビーチの案内板もあります。

ビーチへの遊歩道を下っていくと、ビーチの全景が見えてきました。

波に削られたシー・スタック(海の岩)が見えます。海岸は、ごつごつした大きな石と漂着した流木がアートのように横たわり、崖上から見たときにはスケール感がわかりにくかったのですが、すべてが巨大なことに驚かされました。

目の前に広がるのは流木が並ぶワイルドな砂浜、人の大きさと比べてもらえるとわかると思いますが、乗り越えていくのが大変なくらいの巨木が多数流れ着いていました。

出かけたのは昼過ぎの明るい時間で夕方の景色が眺められなかったのですが、夕暮れ時。太平洋に沈む夕陽が赤く空を染め、幻想的な景色が広がることから「ルビービーチ」の名前がついたとのこと、夕方の景色がお薦めのようです。

流木に腰を下ろして眺める風景と波の音は、自然の力強さを感じました。

駐車場とアクセスのポイント

  • ホー・レインフォレスト:ビジターセンター隣に広い駐車場があり、各トレイルへの出発点となっています。
  • ルビービーチ:US-101沿いに駐車場がありますが、スペースは限られているため夕方は混雑気味です。早めの到着がおすすめ。

どちらもトレイル自体は短めで歩きやすいため、シアトルからの日帰り旅行にも組み込みやすいスポットです。

まとめ|森と海を一度に楽しめる贅沢な日

オリンピック国立公園3日目は、まさに「森と海」のコントラストを堪能する一日でした。

  • ホー・レインフォレストでは、苔むす原生林の中を歩き、自然の静けさに癒される
  • ルビービーチでは、太平洋の雄大さを感じる

異なる大自然を一度に楽しめるのは、オリンピック国立公園ならではの魅力。シアトル旅行の中でも、行ってよかったと思える場所でした。


2025年8月シアトル旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓

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