石垣島での観光の途中、地元のかき氷屋さんに行き、島の涼を届ける老舗の味を楽しみました。
石垣島の街なかにひっそりと佇む「石垣島冷菓」は、昔ながらの手作り冷菓が味わえるお店。地元の方には長く親しまれ、観光客にもその素朴でやさしい味が人気を集めています。
店内は昔懐かしい雰囲気、子供のころにタイムスリップしたような気持ちになりました。
今回いただいたのは、500円で提供されるぜんざい入りのかき氷。煮豆に氷をのせ、好みの蜜を選んで仕上げるスタイルです。蜜の種類にかかわらず価格は一律で、サイズも食べきりやすいちょうど良さ。旅の合間にぴったりの“島スイーツ”です。
メニューは蜜で選ぶスタイル|全部500円
石垣島冷菓のかき氷は、すべて「ぜんざい(煮豆)」がベース。ここにトッピングを加えて、自分好みの一杯に仕上げます。選べる蜜は以下のもの。
- 氷ぜんざい
- きな粉ぜんざい
- さとうきびぜんざい
- みるくぜんざい
- きな粉みるくぜんざい
- さとうきびみるくぜんざい
- コーヒーみるくぜんざい
きな粉、さとうきび、みるく、コーヒーの組み合わせ、どれを選んでも同じお値段というのはうれしいもの。かき氷は持ち帰りも可能、容器代として+50円がかかります。
きな粉ミルクぜんざい
妻が選んだのは「きな粉ミルクぜんざい」。ふわふわに削られた氷の上には、たっぷりの香ばしいきな粉とやさしい甘さの練乳ミルクがかかっています。
スプーンを入れると中から現れるのは、甘く炊かれたホクホクの煮豆。一口ごとに、香ばしさ・ミルクのまろやかさ・煮豆の自然な甘みが重なり、驚くほどバランスの取れた味わいです。素朴なのに奥深い。夏の疲れを癒してくれるような、安心感のある一杯でした。
実食②|さとうきびミルクぜんざい
夫が選んだのは、「さとうきびミルクぜんざい」。最初にこのかき氷を見たときに「コーヒーと間違えられた?」と思ってしまう見た目のかき氷。粉末状のインスタントコーヒーがかかっているように見えるのですが、これは、黒糖の粉末。
沖縄らしいコクのあるさとうきび蜜の香ばしい甘さに、ミルクのまろやかさが重なり、どこか“黒糖プリン”を思わせるような深みのある味わい。
こちらも中にはしっかりと煮豆入り。冷たい氷と、南国の自然を感じるさとうきび蜜が絶妙に絡み、ひと口ごとに石垣島の風土が感じられるような贅沢さです。
お店の雰囲気
小さなテーブルと椅子が置かれ、店内でかき氷が楽しめるようになっています。どこか懐かしさを感じる空間と思いつつ座ってみると、ミニサイズ、恐らく小学校の机と椅子を使っているのではないかと思います。
かき氷ができるまでの間、ぜんざいのルールを読みながら待ちます。
そして壁には、手作りの「近隣マップ」、周辺の目印や注意点がわかりやすく案内されています。
このマップは、お店前の道が一方通行であることや、周辺の駐車場案内など、訪れる人への心配りがぎゅっと詰まったもの。観光客にもやさしい配慮が感じられ、「また来たい」と思わせてくれる、温もりあるお店です。
まとめ|石垣島で出会う、涼やかなご褒美スイーツ
素材を活かしたやさしい味、手頃な価格、そして心を和ませるサイズ感。「石垣島冷菓」のかき氷は、まさに地元の味が詰まった一品、南国らしい蜜が選べる「さとうきびミルク」、香ばしさが際立つ「きな粉ミルク」。それぞれ異なる魅力があり、旅の中でまた立ち寄りたくなる、そんな存在。
石垣島を訪れた際は、ぜひ涼を味わってみてください。
アクセス
「石垣島冷菓」は、石垣市の市街地エリア、バスターミナルやユーグレナモールからも徒歩圏内の便利な場所にあります。
基本情報
店名:石垣島冷菓
住所:沖縄県石垣市字大川305 玉城アパート1階
営業時間:12時~17時
定休日:日曜日
徒歩の場合
石垣港離島ターミナルから徒歩約10〜12分。ユーグレナモールを抜けて、住宅街方面へ進むと到着します。
車の場合
お店の前は一方通行で、駐車スペースはありません。
周辺のコインパーキング(市役所周辺など)に駐車のうえ、徒歩で訪れるのがおすす-かきごおり
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