アシアナ航空ビジネスクラスを利用したニューヨーク旅行の最初のフライトはソウル行き、ソウルで1泊して翌日のフライトでニューヨークに行く旅程です。
ソウルまでの機材は予約時点ではA350がアサインされていましたが、その後A380に機材変更。エンターテイメントも楽しめる機材になりました。
レイアウト
アシアナ航空にはA380の大型機材を使い、2種類のビジネスクラスサービスを提供しています。
以前、ファーストクラスで運営していた個室タイプの座席を「ビジネススイート」と呼び、ビジネスクラスと機内食などのサービスは同一であるものの、ゆったりとした心地よい座席と搭乗前に「ビジネススイートラウンジ(旧ファーストクラスラウンジ)」を提供、1階席に「ビジネススイート」、2階席に「ビジネスクラス」を配置する構成にしています。
1階席
1階席は前方に「ビジネススイート」が12席、後方にエコノミー席を配置
2階席は、前方の半分が「ビジネスクラス」、後方が「エコノミークラス」という配置。
「ビジネスクラス」は1列に2-2-2の6席、一方「ビジネススイート」は1-2-1の4席で1席1席が広くとられています。
今回は、2階席中央の横並び席を指定しました。
座席
どの席からも通路に出やすい「スタッガード」の設計です。
座席回りの設備はどの機材でも大きな違いはありません。
中央の横並び席のうち、隣同士の席が近くなる(通路から離れた配置)列にしたところ、結構近接した配置、夫婦なら気になりませんが、1人の時にはできれば避けたい席という印象。
席の間にはパーテーションボードがあり、飛行中は上げておくことで視線は遮られます。
座席の調整ボタンとリモコン、いずれも新しいだけあって使いやすいものでした。
アメニティ
フライト時間は2時間半の短距離路線、アメニティはいたってシンプル、スリッパと貸出用のヘッドフォンのみ。
枕やブランケットはセットされていませんので、必要な場合はリクエストが必要です。
ブランケットのみCAさんにお願いしました。
妻が「ブランケットをいただけますか」とCAさんにお願いすると、隣同士が夫婦であることを察したのか、2人分のブランケットを手に座席にいらしてくださいました。ブランケットが社名が見えるようにきれいに折りたたまれていたり、2人分の用意してくださったりと、配慮されたサービスは信頼感があります。
お手洗い
お手洗いの内容は白基調のシンプルなもの。木目調を採用する会社が多い中、明るい感じがします。
外が見られる窓があるのも気持ちが良いポイント。ちょっと気持ちが盛り上がります。
お手洗いにあった化粧品は、ロクシタン製のボディローションとオードトワレ。そのほか、歯ブラシセットなどの用意もありました。
機内食
成田からソウルまでのフライトでの機内食のサービスは1回。
離陸準備の途中で、メニューとおしぼりが配られました。
機内食は、洋食、韓国食のセットメニューから選択。洋食のメインは「牛ヒレ肉のステーキ」、韓国食のメインは「野菜を添えた鶏肉焼き」。ビビンパプやおかゆなど韓国料理らしいメニューではありませんでした。
出発前にお料理と飲み物のオーダー確認があり、メニューはその時に回収されました。短時間フライトらしく、システマチックなサービス運営です。
洋食
夫婦で相談の結果、妻が洋食をオーダーしました。ドリンクまでセットされトレーに乗った状態で運ばれてきました。
チーズがアクセントのサラダです。イタリアンドレッシングが添えられているなど、オイルと相性が良い野菜のサラダでした。
メインは牛肉のステーキ、とても厚みがあって食べ応えがあるサイズ。
ミディアムレアの焼き加減、少々筋が多めでしたが美味しい牛肉でした。
デザートは、ストロベリームーズ。やさしい味わいのものでした。
韓国食
夫は韓国食にしました。鶏肉と野菜の焼物という名前からはお料理の姿が想像できませんでした。レモンが添えられ、薄味のもの、コチュジャンで甘辛くしていただくのがお薦めなのでしょうか?
メイン以外のサラダやフルーツは洋食と共通。以前は丸ごと違うお料理が用意されていましたが、共通化が進んできている(簡略化されてきている?)のかもしれません。
感想など
アシアナ航空のビジネスクラスに搭乗するのは、昨年のニューヨーク旅行以来1年ぶり。
機内食の美味しさは昨年同様ですが、メニュー体系はシンプルになってきているように感じました。そのほかのサービスは変わらず上質でしたので、引き続きお手頃価格でアメリカに行くならば選択肢になりうるものと思いました。
食事の後はコーヒーをいただいて、ゆっくり過ごしました。
A380は設備もよく乗り心地が良い機材、この機材で長距離路線があればいいのにと思いました。ソウルには予定通りに到着、乗り継ぎ時間2時間弱、ラウンジで過ごしました。
2025年8月シアトル旅行の記事は、旅行記でスケジュールとともにまとめて紹介しています。↓
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