、、甲府盆地に桃狩りに出かけた帰り道、石和温泉周辺で買い物などを済ませた後のランチタイム、どこに行こうかと探していると、レッドロブスターがあるのを見つけ、あまりの懐かしさに行ってみることにしました。
海外レストランのような雰囲気が、今も変わらず魅力的
レッドロブスターといえば、アメリカ発祥のシーフードレストランとして一時は全国に展開していた人気のレストラン。
バブル後店舗数が減少、運営会社が変わるなどの変遷を経て、現在は、限られた場所にのみ店舗が残っています。大人世代にとっては懐かしさとともに上質な時間を味わえる”ちょっと特別な洋食レストラン”になっています。
店内はウッディで落ち着いた内装。ゆったりと配置されたテーブルと、ほどよい照明。賑やかすぎない雰囲気が心地よく、休日にゆっくりとランチを楽しみたいときにぴったりの場所です。
店内のいけすにはロブスター、サイズ別に水槽が分かれていて、一番上段が大きなサイズ。
活ロブスターを見るのは、アメリカメイン州のポートランド以来、ちょっと気分が盛り上がります。
土日祝も注文できるランチメニューがうれしい
多くのレストランでは平日限定になりがちなランチメニューですが、レッドロブスターでは土日祝日もランチセットが注文可能。ディナータイムに比べて価格が抑えられており、内容も充実しています。
今回訪れたのも週末の昼下がり。落ち着いた空間の中で、品よく提供される料理をゆっくりと楽しむことができました。
メインに加え、前菜・フォンデュ・ドリンクが付く「ハーバーセット」
レッドロブスターでぜひおすすめしたいのが、メイン料理にわずかな追加料金で付けられる「ハーバーセット」。少しずついろいろなお料理が楽しめるのがうれしいポイント。このセットが想像以上に満足度の高いものでした。
■ ハーバーセットの内容
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ミニシーザーサラダ
ベーコンとグリーンサラダの爽やかな前菜。パルメザンチーズと特製ドレッシングがほどよく香ります。 -
アペタイザー(前菜)
この日は、スモークサーモンマリネ、味も見た目も上品な小皿料理。 -
ロブスターフォンデュ
チーズにロブスターの旨みが溶け込んだ濃厚なソースに、パンや野菜をディップしていただく一品。温かい状態で提供され、まさにレッドロブスターならではの味わい。ミニサイズですが、小さくても満足できるもの。 -
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フリーリフィルのドリンク
以下のラインナップから自由に選び、種類を変えてのおかわりも可能です。
ペプシ / メロンソーダ / ジンジャーエール / セブンアップ / ウーロン茶(Hot / Ice) / 紅茶(Hot / Ice) / コーヒー(Hot / Ice)
ドリンクは、スタッフがテーブルまで運ぶリフィル制で、セルフでは味わえない丁寧さもまた魅力です。
注文したのはイタリアントマトハンバーグとガーリックシュリンプ
この日注文したメインは夫婦でそれぞれ異なるメニューを選び、シェアして楽しみました。
イタリアントマトハンバーグ(ハーバーセット 1,790円)
厚切りのトマトのソテーの酸味とチーズのコクが絶妙に絡んだ、ジューシーなハンバーグ。
厚みのあるハンバーグは肉感満点、ナイフを使わないと切れないもの、しっかりとしたボリュームながら、トマトの酸味でさっぱりといただける味わいです。
ガーリックシュリンプ(ハーバーセット 1,790円)
香ばしく焼き上げられた海老に、にんにくの風味がアクセントを加える人気の一皿。2スクープのライスを見て、ハワイでいただくガーリックシュリンプを思い出します。
口に運ぶたびに、ガーリックの風味と海老の香りが広がります。白ごはんとの相性は抜群、ソテーのソースをごはんに絡めていただくと絶品!
どちらもレッドロブスターらしい満足感のある一皿で、前菜・フォンデュと組み合わせることで、自然とコース仕立てのような食事の流れが楽しめました。
丁寧なサービスと居心地の良い空間で、週末の特別な時間を
レッドロブスターには、最近のファミリーレストランで見かけるような配膳ロボットやセルフドリンクバーはありません。その代わり、スタッフの方による人の手による丁寧なサービスがしっかりと残っています。
ポーションミルクやシュガーがコップに入れられて供されるなど細かな配慮があるのも人の手によるサービスならではのこと。
混雑を感じさせない店内レイアウト、適度なタイミングでの料理提供、食事の終わった皿を下げたり、ドリンクのお代わりを確認するタイミングなども絶妙、静かで落ち着いた雰囲気、などそのすべてが、「今日は少しだけ贅沢に、ゆったり過ごしたい」という大人の願いに応えてくれます。
懐かしさと今の満足感が重なる、レッドロブスターの休日ランチ
レッドロブスターは、かつて特別な外食先として憧れた人も、今あらためて訪れてみると、大人の感性に寄り添ったランチスポットとしての魅力を再発見できる場所です。
伝票のバインダーにはロブスターの押し柄が入るなど、いたるところに良い雰囲気を作りを意識されていることを感じさせる細工があります。
落ち着いた空間で、前菜からメイン、フォンデュ、ドリンクまで、流れるように楽しむ休日の食事──そんな時間を過ごしたいとき、ファミリーレストランが日本に上陸した時の上品さを維持しているレッドロブスターは最適な選択肢のひとつと思いました。
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