四ツ谷の丸正に買い物に出かけた帰り道、「大角玉屋」の前を通りかかると、「和風モンブラン」の看板が目に入り、休日の午後のおやつに帰って帰りました。

「大角玉屋」と言えば、「いちご豆大福」で有名なお店、こちらのお店が元祖です。
“豆大福”という伝統的な和菓子の中に、甘酸っぱいいちごを入れるという組み合わせ。餅・あんこ・いちご・豆という構成が、新しさの最初はとても大胆なアイデアだったのだと思います。

立ち寄ったのは、新宿通り沿いの四谷三丁目にあるお店、曙橋の本店と比べるとこじんまりした店舗ですが、看板商品は一通りそろっていますので、こちらのお店を使うことが多いです。

看板商品の「いちご豆大福」はショーケースの一番上でスタンバイ、用意されている数も多く、一番の売れ筋なのだと思います。
妻の勤務する会社では、これを差し入れにする方も多く、年末納会の際には、予約して数を確保していた利します。(事前予約しておけば、数百個等の単位でも入手できます)

秋になると栗を使ったお菓子の季節、「大角玉屋」でも季節限定の栗菓子がたくさん並びます。栗好きにとってはたまらなく楽しい時期です。

表に看板が出ていた「和風モンブラン」もあります。栗かのこや栗羊羹などを見ると目移りしてしまいますが、せっかくなので初志貫徹で「和風モンブラン」を購入しました。
■ 和風モンブラン(415円)
夫婦で違う和菓子にしようかと思いましたが、美味しさに違いがあると喧嘩になりそうなので、同じものに・・・

白あんベースの土台に羊羹、くりあんが絞られたもの。

上には栗の甘露煮が乗っています。
早速いただいてみると、くりあんは栗感満点、栗きんとんを裏ごして硬めに仕上げた味わいのもの、白あんなどとミックスさせているような食感、甘みは強めです。中の羊羹も相応の甘さですので、全体にしっかり甘味がついているのは和菓子ならではのこと、コーヒーよりも苦めの緑茶が合うお味です。

洋菓子のモンブランのような軽さはありませんが、和菓子と考えればしっかりした甘味で満足感があるもの、美味しいので、あっという間に食べてしまいました。
■ いちご豆大福(356円)
いちご豆大福も紹介します。

豆大福の中身はつぶあんといちご。いちごは酸味が強めのものですが、あんこの甘みと合わせるとよいバランス、さっぱりと楽しめる大福です。
餅が柔らかく切り分けるだけで形が変わってしまうほど。美味しい大福にいちご、最初にこの組み合わせを思いついた方の発想は素晴らしいものと改めて思いました。
和菓子でモンブラン、フルーツと大福など、意外性のある組み合わせの美味しさを楽しめる和菓子、休日のおやつにはぴったり。モンブランはこの季節ならではのお味、毎年楽しみにしたいと思っています。



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