以前から一度行ってみたいと思っていたコメダ珈琲の和風喫茶ブランド「おかげ庵」、我が家から行きやすい新宿にもお店ができ、休日ランチで行ってきました。
「おかげ庵」は、人気のコメダ珈琲が手がける和風喫茶。「和喫茶」の「和」は「なごみ」と読むとのこと、落ち着いた木のインテリアのようなぬくもりある空間で、和菓子やおにぎり、きしめんなどがゆったり楽しめます。
新宿のお店は新宿センタービル地下のレストランが並ぶエリアの1店、外に面していないので、落ち着いている印象。東京に「コメダ珈琲」はたくさんありますが、「おかげ庵」はまだ数店のみ、珍しいのか休日は常に入店待ちの行列ができています。
この日も行こうと思った段階で18組待ち、Lineに待ち予約のサービスがあるので、順番待ち予約を入れてからお店に向かったところ、ちょうどお店につく頃に順番が来て、そのまま入店できました。
この日は一人でのランチ、おひとりさま用のカウンター席に案内されました。(店内の雰囲気がわかる写真を撮影したかったのですが、混雑している時間で撮影できず・・・この後もテーブルの上の写真だけです。)
最初にお水とおしぼりが来ました。おしぼりの色は緑色!コメダ珈琲のおしぼりはオレンジ色ですが、おかげ庵は緑色。おかげ庵カラーがあるのですね。
さて、オーダーです。冊子のメニューはなく、タブレットからの注文、提供タイミングなどを指定しながらオーダーしていきます。
初めてのお店なので、メニューの画面をすべて見て・・・焼き立てを楽しめる醤油団子と、もちもち食感がクセになる「レトロスパゲッティ」を注文することにしました。
■ ブレンド珈琲(620円)
最初にコーヒーです。カップのフォルムはコメダと同じですが、側面には「甘」の文字、お味はいつものコーヒ―です。
■ レトロスパゲッティ(950円ドリンクオーダー時の割引価格)
続いて、スパゲッティも運ばれてきました。熱々の鉄板の上に、ふわふわ卵と一緒にジュージュー音を立てて登場するケチャップ味のスパゲッティ、そして、粉チーズ、タバスコ、ウスターソースが添えられています。
ウインナー、玉ねぎなど、定番の具材が入っているまさに“昔ながらのナポリタン”、粉チーズにタバスコが一緒に提供されることを含めて、最近あまり見かけなくなっているもの、どこか懐かしい昭和の喫茶店メニューを再現したようなひと品です。
いただいてみると・・・鉄板に乗っているので、熱々、そして驚いたのが、麺の食感。通常のスパゲッティよりも太くてもちもち、まるで“うどん”のような弾力があり、甘めのケチャップソースがしっかり絡むので、食べごたえ抜群。コメダらしいボリュームでお腹も心もほっこり満たされる一皿です。
この「レトロスパゲッティ」という名前、昭和の喫茶店文化を再現するために名付けられたとのこと。昔ながらのナポリタンを、おかげ庵流にアレンジし、鉄板×卵×もちもち麺という独自スタイルで仕上げたもの、どこか懐かしいけれど、味も見た目も新しいレトロな魅力が詰まったメニューでした。
スパゲッティを食べ終え、お団子をお願いすると、お団子を焼く焼台が運ばれてきました。七輪風の小さな焼き台、かわいらしいサイズのものがあるのですね。
早速スイッチを入れ、焼き網を温め始めました。
■ 醤油団子(710円)
続いてお団子も登場しました。砂糖入りの甘い醤油たれも一緒です。
温まった焼き網に乗せて、焼き始めます。スタッフさんから、「くっつきやすいので、短時間でコロコロ転がしながら焼くのがコツです」と教わり、早速トライです。
表面が乾いて焦げ色がついてきたら、醤油たれにつけて、再び焼き網の上に。醤油を塗った後も焼く2度焼がポイントとのこと、徐々にお醤油の香ばしさがふわっと漂ってきて、焼いている時点で幸せな気持ちになってきました。
焼きたての団子は、表面はカリッと、中はもっちり。甘じょっぱいタレが絶妙に絡んで、ひと口ごとにじんわり染みる和の美味しさです。少しだけ焦げ味になってしまったのは、初心者ゆえ、常連さんは上手に焼けるようになるようです。
今回いただいた、レトロスパゲッティと焼きたての醤油団子は、なつかしさがあるお味。「焼く楽しみ」も味わえる、ちょっと特別な甘味体験でした。
和の雰囲気の中で、ゆったりとした時間を過ごせる「おかげ庵」は、コメダ珈琲とは違うメニューが楽しめるのが良い点。次回は、和のモーニング体験をしたいと思っています。
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