四ツ谷に買い物に出た日のランチ、以前から気になっていた「極幅そば」を食べてみようと、「吉そば」に立ち寄り「かき揚げそば」をいただきました。

「極幅そば」の存在を知ったのは、店頭に張られたこのポスター。幅10mmのそばって・・・太目の田舎そばというジャンルはありますが、見た目は「きしめん」のよう。これほど幅広な麺と言えば、「きしめん」以外では、吉田のうどんか、刀削麺な度しか思いつきません。
噛み応えのあるコシのある麺料理が好きな夫婦、いつか行ってみたいと思っていたものです。

店頭の見本をみても明らかに普通のそばとは趣が異なります。天然だしのつゆに国産野菜とこだわりがあるコピーも決め手になり、お店に入ってみました。

吉そばは、富士そばやゆで太郎、小諸そばのようないわゆる立ち食いそばのお店。店頭にある券売機で食券を購入するスタイルです。かき揚げメニューを選び、麺の種類は極幅そば指定で食券を購入、厨房のスタッフさんに食券を渡してオーダーしました。

立ち食いそばのお店ですが、四谷店は、改装されて、カウンターに椅子が設置されています。全部で8席ほどの小さなお店、土曜日の11時前でしたので、先客0で空いていました。

カウンターの前には、お店のそばとうどんの紹介のほか、つゆと野菜の説明がありました。そば粉は挽ぐるみを使ているとのこと、そばの味わいが強く感じられるだろうと楽しみになってきました。
■ 大盛りかき揚げそば(温・極幅そば)(600円)
オーダーしてから5分ほどで出来上がりました。そばの上にかき揚げとネギが乗っています。

そばは、10mm幅の幅広いもの、そばの幅はきしめんのようです。
食べようとそばを持ち上げてみるとずっしりとした重さ、2-3本つかもうとすると重みで落ちてしまうほど。指に力を入れて箸でそばを持ち上げていただくと、もっちりした食感、嚙んでいくと徐々にそばの香りが感じられるもの。温かいつゆの中に入っていますが、コシがしっかりあります。
つゆは出汁の香りがする少し甘めのもの、かき揚げと合わせることで、揚げの油の香ばしさがつゆに溶け出し、最後まで香り高く楽しめました。かき揚げのコクとつゆの甘み、そしてそばの香りとさすがこだわりのそばと感じました。
そばそのものをしっかり嚙んでいただくので食べ応え抜群、大盛にしてしまったのを後悔したほど。食べきるのに苦労しました。
■ 大盛りかき揚げそば(冷・極幅そば)(600円)
夫は冷やしかき揚げそばにしました。かき揚げのほか、わかめが乗っています。

そばは、冷たいとさらにコシが強く感じられるもの、噛み応えは温かいそばよりもさらに強く、その分そばらしい香りが楽しめます。
かき揚げは、揚げ置きのもので硬め、冷やしでいただく場合は少し食べにくいと思うほどの硬さ、途中つゆにつけながらいただきました。
こちらも大盛り、食べても食べても減っていないないと感じてしまうほどのボリューム、夫も食べきるのに苦労したようでした。
吉そばのHPでは、つゆには三重県桑名市でつくられた本醸造醤油を使い、化学調味料・着色料・甘味料は使用していないとのこと。鰹節・日高昆布の出汁を合わせた甘めのつゆでした。
「麺大盛り無料」という嬉しいサービスで、思わず大盛にしてしまいましたが、この食べ応えを考えると普通盛りで充分、ちょっと欲張りしてしました。
そばもつゆも美味しかったので、他のメニューも試してみようかと夫婦で盛り上がり・・・次回は普通の太さのそばをと考えています。立ち食いそば店と敬遠せず訪問してみてよかったと思いました。



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