ソウル・仁川から東京・成田へのフライト時間は約2時間。中型機が使われることが多い区間ですが、アシアナ航空はこの短距離路線にA380(総2階建て超大型機)を投入しています。
アシアナ航空のソウル・東京便は、1日複数フライトありますが、A380で運行される可能性が高い成田線を予約しておいたところ、無事A380がアサインされました。

「短距離なのにA380で移動できる」はちょっと心が躍るもの、ビジネスクラス利用のため、アシアナ航空らしい丁寧なサービスを楽しみに搭乗しました。
座席レイアウト・シート紹介
アシアナ航空のA380ビジネスクラスは1-2-1配列。

スタッガードの配列ですので、どの席からも直接通路にアクセスでき、プライバシーと利便性が両立しています。

このフライトも窓側の席を予約しました。

足を延ばせる座席は、ゆったりくつろげます。下の部分には靴を収納できるので、スリッパに履き替えた後も便利です。

アメニティはヘッドフォンとスリッパのみと短距離路線らしくシンプルです。

このフライトでは通路側に座席がある列でしたので、窓までは少し離れています。

ヘッドフォンジャックとUSBアウトレットは座席脇にあります。この位置にUSBがあるとスマートフォンの充電がしやすく便利です。

ACコンセントは、足元にあります。

窓際には小物を収納できるスペースがあります。
手元に置いておきたいバッグなどが収納できるサイズ感、オーバーヘッドビンに入れずにここに入れらると、飛行中に取り出すのが楽で便利、これはA380機材ならではのレイアウトです。
アシアナ航空のA380でビジネスクラスシートに座るのは初めて、他の機種と同じ座席のように見えても細かい仕様が異なることがわかりました。A380は「このシートでたった2時間のフライトではもったいない!」と思う設備でした。
機内食

2時間余りのフライトで、機内食サービスは1回のみ、あわただしくサービスされます。

メニューを見ると、洋食か韓国食から選ぶもの、洋食は「チキンステーキ」、韓国食「健康栄養ご飯」でした。
洋食のチキンステーキも魅力的でしたが、我が家は夫婦揃って迷わず、韓国食を選択!なぜならソウルを訪れるたびに必ず食べに行くほど大好きなメニューが「栄養ご飯」。メニューをみて、即決しました。
栄養ご飯とは?
韓国語で「영양밥(ヨンヤンパプ)」。直訳すると「栄養ご飯」で、体を労わる滋養食として昔から親しまれてきた伝統料理です。
特徴
栄養ご飯を食べたことのない方に説明すると・・・
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白米に雑穀・豆・栗・ナツメ・松の実などを入れて一緒に炊く、雑穀米
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鉄分・ビタミン・食物繊維が豊富
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素材そのものの甘みと香ばしさが楽しめる
つまり、韓国版ヘルシー炊き込みご飯のようなお料理です。

メインの「健康栄養ご飯」のほか、サラダやデザートと一緒にトレーにセットされた状態で運ばれてきました。

ナムルかなと思ったら、普通のサラダ、そして、デザートはマンゴームース。バターがあると思ったら・・・

直後にパンのサービスがあり、フォカッチャをもらいました。

アシアナ航空の栄養ご飯はふっくら炊き上がり、具材もたっぷり。機内での再現度も高いもの、「地上で食べる本格的な栄養ご飯」にかなり近い味わいでした。

食後はコーヒーをいただきました。
「短距離でここまでしっかりした韓国食を出してくれるとは…!」とちょっと感動、ビジネスクラスらしい満足度の高い食事でした。
食事を終えると、気づけば機体はすでに日本上空。仁川–成田は本当にあっという間です。「もう降りるの?」と思うほどスムーズで、時差もなく身体がラク、ストレスのない理想的な移動時間でした。
アシアナ航空のビジネスクラスは、派手さはないものの安定的に丁寧なサービス、機内食が美味しいのもうれしい点、スターアライアンスでいる間に、もう一度くらい搭乗したいと思いました。
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