山梨・中込農園で桃狩り|樹上完熟桃を食べ放題で楽しむ夏の贅沢体験

旅先散歩

山梨県の夏は、桃の香りで満たされる特別な季節、特に夏休みは、桃狩りに行く人が一番多い時期。

南アルプス市にある「中込農園」は、“樹上完熟”にこだわり、一番おいしい瞬間をその場で味わえる桃狩りスポットとして、多くの方に選ばれています。

8月3連休に行ってきましたので、現地で体験した“甘さの頂点”と、その楽しみ方を余すところなくご紹介します。

中込農園の基本情報

  • 所在地:山梨県南アルプス市飯野2281-1

  • アクセス
     車…中部横断自動車道「白根IC」より約5分
     電車…JR甲府駅より山梨交通バス「西野経由」乗車、「三階」下車後徒歩2分

中込農園はとても大きな農園、第一農場、第二農場があります。

時期により桃狩りをする場所が変わります。住所をナビに入れると農園の建物に案内されます。そこから先は、案内看板に従って進むと、その日の桃狩り場所にたどり着けます。

農場にある受付は看板が出ているので、すぐにわかります。ビニールハウスの屋根の下が受付です。

  • 営業期間:桃狩りは例年7月中旬〜8月下旬(他の果物は6月〜11月まで順次収穫)

  • 予約方法:公式サイトまたは電話(事前予約推奨)

  • 料金:桃狩りは60分の食べ放題で個数制限はありません。そのほか、時間制限なしのコースやお持ち帰りのお土産付きのコースもあります。

8月の料金は、60分間で1,500円、時間制限なしコースは2,000円
お土産付きコースは時間制限がなく、2,200円相当のお土産が付いて3,300円

こちらが、2,200円相当のお土産、大玉のきれいな桃5個入りでした。このお土産を見ると、一番お得なのは、実質1,100円で時間制限なく桃狩りが楽しめる「お土産付きのコース」かなと思います。

体験の流れと見どころ

到着〜受付

駐車場の入り口にも案内看板がありますので、ここに車を止めて受付へ。駐車場のすぐ脇には食べごろの桃がたくさん。周囲から漂う甘い香りが、これから始まる贅沢な時間を予感させます。

ハウスの下にある受付です。こちらで予約の名前を伝えて農園に案内してもらいます。

棚には生育中のぶどう、袋の中には立派なぶどうが入っていました。

広がる桃畑と甘い香り

南アルプスの麓に広がる果樹園は開放感たっぷり。青空と緑の木々の間に、淡い紅色の桃がたわわに実っています。

この日桃狩りをする畑はこちら。左手に見えるテントの下のスタッフさんから案内があります。

テントの下には、とった桃を入れるカゴや皿、包丁の準備がされています。

桃狩りスタート

スタッフさんからこの日食べられる品種とその特徴、そして、「熟した桃の見分け方」の説明が丁寧にありますので、初めての人でも大丈夫。

スタッフさんの案内では、枝先で日に当たっている大きな桃が美味しい、色ではなく、生育した場所に左右されるとのこと、できる限り上の方の桃を採ることをすすめられました。

受付でいただいたパンフレットにも桃狩りのコツが書かれていますので、しっかり読んでから桃狩りをするのが甘い桃に出会えるポイントです。

8月上旬の訪問では、「なつおとめ」「アルプス美人」「なつっこ」の3品種が桃狩りの対象。それぞれに個性があり、食べ比べることで桃の奥深さを改めて感じることができます。

  • なつおとめ
    果肉は緻密でみずみずしく、口に入れた瞬間に広がる濃厚な甘みが魅力。酸味はほとんどなく、糖度が高い分、後味までまろやか。今回いただいた中で最も甘く、香りも際立っていました。

  • アルプス美人
    やや大玉で果肉はしっかりめ。甘みと酸味のバランスが絶妙で、爽やかな口当たりが特徴。暑い日に食べると、一層その清涼感が引き立ちます。

  • なつっこ
    果肉は柔らかく、果汁が豊富。甘みは優しい印象ですが、しっかりと桃らしい香りが感じられます。ジューシーさを楽しみたい方におすすめ。

食べ比べをすると、品種ごとの個性が鮮明にわかり、桃狩りの楽しさが倍増します。特に「なつおとめ」は、甘み重視の方には外せない逸品です。

高いところ、日の当たるところの桃が甘いので、脚立に上って上の方の枝の桃を採ります。

見上げると、食べごろの桃がたくさん。どれも美味しそう。

高い枝の枝先、日に当たっているものを探していきます。

樹の下で香りを確かめ、触って柔らかさを見極めて収穫します。手に伝わるやわらかな感触と、葉を揺らす爽やかな風が気持ち良い時間です。

テントの下のテーブルでいただきます

採れたての桃は畑の中に用意されたテントの下でいただきます。

畑のすぐ隣にテントがあります。

テーブルと椅子があるので、日陰に座って桃を楽しめます。

涼しい日は、畑の桃の木の下のテーブルも気持ちいい場所です。

テントの脇には、桃の産毛を洗う水も用意されています。

収穫してきた桃は「アルプス美人」のビックサイズのものと、

「なつおとめ」の少し小ぶりのもの。食べるのが楽しみ♪

ネクタリン、スモモ、冷えた桃のサービス

テント内には、ネクタリンやスモモ、冷えた桃のサービスも。

こちらはネクタリン。普段は、ネクタリンの食べ放題をつけると+1,000円ですが、この日は数量限定で、サービスされていました。朝早いお客さん向けのサービスとのこと。

こちらはスモモ。ネクタリンもスモモも冷えた状態です。

こちらはスタッフさんがあらかじめ収穫してくださった「甘い桃」

畑で甘い桃に出会えない人はこちらの桃を食べることもできます。

そして、クーラーボックスの中には、冷えた桃の用意もあります。

畑の桃は日光にあたっていると温かい桃も多いので、暑い日は冷えた桃!がうれしいサービスです。

自分たちで収穫した桃を洗って早速いただいてみました。写真上の桃は、サービスのネクタリンです。

桃はほんのりピンク色の果肉のもので硬め、少しシャキシャキした食感ですが、とても甘いもの。シャキシャキで甘い桃は少ないので、とてもうれしい。

ネクタリンは黄色果肉のもの、甘味は桃より濃厚で、驚くほどの甘さ。冷えていることもあってとてもさらにおいしく感じます。

スモモは果肉が硬めでシャキシャキ系、皮のすぐ内側がとても甘く、わずかな酸味とのバランスが良いのが気に入りました。

畑とテントを何度か往復して、選んだ桃をいただきました。

お土産購入

受付では持ち帰り用の桃が販売されています。

お土産付きコースで紹介した5個入り2,200円のほか、

3個入り1,500円の箱や

2個入り1,000円のパックもあります。

こちらの農園でいただける桃狩りの桃のレベル感はお土産を見るだけでもわかります。

その他、自宅用には、形は不揃いでも味は変わらない「はねだし桃」(いわゆる「B級品」)が人気。打ち身があったりしますが、半額程度の手頃な価格で購入できます。

打ち身の部分から傷みが早く進むのですが、持ち帰って日を空けずいただけば問題ないレベル、味に変わりはありませんので、家でも贅沢な余韻を楽しめます。

中込農園の魅力

桃狩り好きの我が家は、いろいろな農園に出かけて桃狩りを楽しんでいますが、こちらの農園の良さは、なんといっても桃のクオリティの高さ。ここまで美味しい桃がいただける農園は少ないと思います。

その他にも

  • 樹上完熟へのこだわり:収穫の瞬間に甘さのピークを迎える桃を、その場でいただけること
  • 豊富な果物ラインナップ:桃以外にも、ネクタリン・プラムなども楽しめること
  • 温かいスタッフ対応:収穫のコツや食べごろを丁寧にレクチャーしてもらえること

が魅力だと思いました。

訪問のコツ

美味しい桃を気持ちよくいただくコツを挙げるとすると・・・

  • 午前中がおすすめ:朝採れの桃はひんやりして格別

  • 服装・持ち物:日差し対策に帽子・日焼け止め必須、汚れても良い服装で

畑の中での桃狩りですので、お子さんは、虫刺され防止スプレーなのでガードしておくとさらに安心です。

まとめ

中込農園での桃狩りは、ただ果物を味わうだけでなく、“旬を五感で愉しむ”贅沢な時間。
もぎたての甘さは、旅の記憶を甘く彩ります。夏の山梨を満喫できる観光のひとつ、ぜひ訪れてみてください。

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桃狩りの後は、道の駅しらね農産物直売所で、桃などのフルーツ、野菜を購入して帰りました。シーズンには数量限定で「はねだし桃」の販売があって人気の直売所です。

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